今井美樹初期アルバム3作品がデジタルリマスターで蘇る！再び魅了する歌声

今井美樹の原点を振り返る

今井美樹の初期アルバムがデジタルリマスターされ、彼女の誕生日にあたる4月14日に配信されることが発表されました。この配信には1986年にリリースされたデビューアルバム『femme』、1987年のセカンドアルバム『elfin』、そして1988年のサードアルバム『Bewith』が含まれています。これらの作品は、彼女の音楽キャリアの基盤を築き、その後の成功へと繋がる重要な作品です。

『femme』の魅力

『femme』は今井美樹の記念すべきデビューアルバムで、多くのクリエイターが彼女の音楽に関わっています。特に、来生えつこや鈴木キサブロー、戸沢暢美など、ニューミュージックシーンの重鎮が名を連ねています。アルバム収録曲は、彼女の声の持つ独特の魅力を引き立てる仕上がりとなっており、フォーライフの松田直ディレクターが彼女の声を聴いた瞬間に起用を決めたというエピソードも、彼女の才能の高さを証明しています。

セカンドアルバム『elfin』での進化

その後のセカンドアルバム『elfin』では、編曲に佐藤準に加え、武部聡志や奈良部匠平が参加し、サウンドの幅が広がりました。このアルバムからは「ポールポジション」や「ふたりでスプラッシュ」など、リズミカルでビート感あふれるナンバーが収録され、より多様な音楽表現が追求されています。また、映画『漂流教室』の主題歌としても知られる「野性の風」は、今井のバラードの才能を引き出す名曲です。

『Bewith』とサウンドプロダクションの確立

『Bewith』は、海や夏をテーマにした作品で、彼女の代表曲「PIECE OF MY WISH」を生み出した岩里祐穂と上田知華による楽曲も収録されています。また、全編曲を佐藤準が担当し、このアルバムは90年代のJ-POPの礎となる洗練されたサウンドプロダクションに仕上がっています。特にこのアルバムは、彼女にとって自身初のオリコンアルバムチャート1位を獲得した作品でもあります。

「PIECE OF MY WISH」が再注目される理由

2025年に放送されるTV-CMで「PIECE OF MY WISH」が再び多くの人々の耳に届くこととなりました。時代を超えて愛され続けているこの曲は、今井美樹の音楽キャリアの象徴とも言える名曲であり、多くの人にとって心の中に特別な意味を持っています。今回のデジタルリマスターは、彼女の原点を再発見する絶好の機会であり、その魅力をあらためて感じるチャンスです。