ZUNDA、パスワード管理ソリューション「Keeper」のサービス提供を開始
近年、多くの企業はクラウドベースのサービスを積極的に導入し、効率化を図っています。しかし、その一方でパスワードの管理が課題となり、セキュリティリスクが高まっています。そんな中、ZUNDAがパスワード管理ソリューション「Keeper」の国内初のMSPパートナーとしてサービス提供を開始しました。
シングルサインオン技術の限界
SAML 2.0をベースにしたシングルサインオン技術により、企業のメインアカウントで他のサービスへ容易にアクセスできるようになりました。しかし、金融機関やECサイト、SNSアカウントなど、シングルサインオンに非対応のサービスも多数存在し、これらのアカウントのパスワード管理は従業員に委ねられていました。これが、パスワードの使い回しや不適切な共有を招き、サイバー攻撃者による情報流出の原因となっています。
Keeperの導入によるメリット
ZUNDAが提供する「Keeper」を導入することで、企業全体のパスワード管理を安全かつ迅速に行えるようになります。具体的な特徴は以下の通りです。
- - ゼロナレッジアーキテクチャ: Keeperは機密情報を独自の技術で保護。暗号鍵はKeeperのインフラではなく、ユーザデバイス上で管理されるため、情報漏洩のリスクが大幅に低下します。
- - シングルサインオンの連携: 知名度の高いディレクトリサービス(Microsoft Azure Active Directory、Okta、Google Workspaceなど)と連携することで、従業員はマスターパスワードを意識せずにパスワード保管庫にアクセス可能です。
- - パスワードの脆弱性監視: Keeperはパスワードの使い回しや、ダークネットで漏洩したパスワードを監視し、ユーザーに警告を発信します。
- - セキュリティ監査機能: アカウントの利用状況やパスワード保管庫へのアクセス履歴をセキュリティ情報イベント管理システム(SIEM)に転送することで、脅威分析や監査業務に役立てられます。
効率的なパスワード管理
「Keeper」はWindows、macOS、Linux、iOS、Androidに対応し、主要なブラウザでも利用可能です。複雑なパスワード生成機能を備えており、従業員のパスワード管理の手間を大きく軽減します。これにより、業務の効率化と生産性向上が期待できます。
また、KeeperはMSPモデルでの提供を行い、導入や運用に関するサービスも含まれています。システム移行や管理設定など、専門的なサービスを通じて日本の企業に柔軟にサポートを提供します。
価格と導入の手軽さ
Keeper Businessの利用料金は月額420円からであり、10ライセンス以上の契約で割引が適用されます。SaaSモデルのため、サーバー設置が不要で、迅速に利用開始できることが特徴です。
ZUNDAは、他社との提携をもとに、さらなる顧客にKeeperの導入を進めていく予定です。Keeper Security社からも大きな期待が寄せられており、今後の展開が楽しみです。
まとめ
今回のパートナーシップにより、ZUNDAは「デジタルワークプレイス」の構築を支援し、企業のセキュリティ強化に貢献していきます。詳細は
こちらのサイトをご覧ください。