面接の本音
2018-06-12 08:00:03

採用面接で浮き彫りになった企業と求職者の本音とは

採用面接で浮き彫りになった企業と求職者の本音とは



最近の調査によると、企業の人事担当者は採用面接において「経験やスキル」よりも「人柄」を重視していることが分かりました。一方で、求職者は給与や休日などの実質的な質問を重視しています。この二つの視点は、面接という場でどのように交差しているのでしょうか。

調査背景



本調査は、企業と求職者のマッチングを向上させるために、面接に対する企業側の認識を把握することを目的として実施されました。参加したのは中小企業の人事担当者であり、全107件の有効回答が得られました。

人事担当者の重視点



面接において最も多くの人事担当者が重視しているポイントは「人柄」で、全体の30%を占めています。次いで「志望動機」が約20%、「転職・退職理由」が15%となりました。顕著なのは、ほとんどの企業が、面接段階では既に書類選考で一定の経験やスキルが認められた求職者に対して、内面的な要素を特に重視する傾向があるという点です。

不採用理由の中でも「人柄が良くない」が31%を占め、「マナーや身だしなみ」が20%という結果は、企業が面接での人物像を非常に重視していることを示しています。対照的に「経験・スキル不足」は14%に留まっています。

面接時の印象



面接におけるプラス印象を与える要素としては「挨拶や態度」、「話し方や受け答え」が60%と高い割合を占めています。具体的には、笑顔での対応や受け答えの明快さが評価されることが多いようです。また、企業の製品を使用している旨をアピールした求職者も高く評価される傾向にあります。

一方で、マイナス印象となる要因としては「マナーが悪い」が44%、さらに「身だしなみが不潔」が17%という結果です。このことから、基本的なマナーや身だしなみが印象を左右する大きな要素であることが明らかになりました。

求職者の意図



求職者が企業に対して尋ねる質問の中で印象が良いのは「仕事内容や社風についての質問」であり、これに対しては80%の企業が好印象を抱くと回答しています。しかし一方で、給与や条件に関する質問をすることが半数の企業にとっては印象を悪くする要因となることが多いです。具体的には、無理な条件を求められたり、立て続けに条件の確認を行われると、企業側は不満を抱くようです。

このように、企業は意欲や向上心がある求職者を求める一方で、求職者はキャリアアップを目指すために必要となる現実的な条件面に着目している様子が伺えます。

まとめ



今回の調査では、企業と求職者の間に存在する意識のずれが鮮明になりました。採用面接の場面では、単にスキルや経験だけでなく、求職者の人柄やマナー、また求職者の意図や希望する条件についての理解が重要であることが求められています。これを受けて、両者の意見の乖離を埋めるためには、互いの意図を理解するコミュニケーションが必要不可欠です。

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