喘息治療と食事改善
2024-12-13 07:21:42

食事改善が喘息治療に与える影響を探る新たな研究がスタート

食事改善が喘息治療に与える影響を探る新たな研究がスタート



株式会社おいしい健康(CEO:野尻哲也)は、慶應義塾大学医学部内科学教室(呼吸器)と共同で、成人喘息患者を対象にした「食事介入研究」を始めました。この研究は、食行動および腸内細菌に着目し、喘息治療における食事の役割を解明することを目的としています。

成人喘息の現状


日本では成人喘息の有病率が約10%に達し、その中で5-10%は「重症喘息」とされ、従来の薬物療法では改善が難しい状況が続いています。最近の研究では、肥満や内臓脂肪、インスリン抵抗性が喘息の重症化に寄与することがわかっています。このため、生活習慣病改善を目指す食事介入が有効ではないかと考えられています。

研究の目的と方法


本研究では、喘息患者に対して管理栄養士が食事介入を行い、AIを活用したアプリ「おいしい健康」を通じて食行動を解析・改善します。また、腸内細菌の変化も評価し、食事と喘息の関係を多角的に探ります。具体的には、慶應義塾大学病院で治療中の喘息患者を対象に、最初の4週間でアプリが提案したメニューを食べてもらい、次の4週間は自己管理として任意の食事管理を行います。

その後、喘息症状や体重、体組成、呼吸機能に加え、血清脂質や腸内細菌のデータを分析し、食事が喘息に与える影響を詳しく調査します。

研究に対する期待


福永興壱教授は、「喘息は長期化する咳や息苦しさの原因となる疾患であり、近年では治療方法が進化しています。しかし、慢性疾患である喘息には日常の食生活も影響を与えることがわかります。この研究を通じて、喘息患者が最適な食事を知る手助けができればと思います」と述べています。

一方、野尻哲也CEOは、「私たちのアプリは個人の健康状態や嗜好に応じた食事提案を行っており、多くのユーザーに支持されています。今回の研究は食事と喘息の関連性を解明する新たな試みであり、喘息患者の生活の質の向上に貢献できることを目指します」とのコメントを寄せています。

参加者募集とアプリ概要


本研究の参加者は、今後慶應義塾大学病院にて募集中です。また、アプリ「おいしい健康」は、iPhoneやAndroidで利用可能で、AIが健康状態に応じた最適な食事を提案いたします。詳細は公式サイトやアプリストアで確認できます。

このプロジェクトが、喘息患者に対する食事の効果を実証し、今後の喘息治療に新たな知見をもたらすことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社おいしい健康
住所
東京都中央区日本橋小舟町3−2リブラビル3階
電話番号

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