「ねこだま Special Open Space」を通じて夏休み明けのこどもたちを応援

こどもたちのための特別な場「ねこだま Special Open Space」

東京都世田谷区に本社を置く株式会社旦（あけがた）は、新たに開発したプラットフォーム「ねこだま」を通じて、悩みを抱える小中学生のために特別なオンライン空間「ねこだま Special Open Space」を提供することを発表しました。このサービスは、今年の夏休み明けである9月1日に直面する「9月1日問題」を意識し、8月29日から31日の3日間限定で実施されます。特徴は、単なる学びの場ではなく、心の声に寄り添うことを目的としています。

「ねこだま」は、アバターを介して交流ができる2次元のバーチャル空間であり、こどもたちが大人や企業とつながることを目的としていますが、今回のスペシャルオープンは特に、彼らの心の声を聴くための場に特化しています。この試みは、なかなか自分の思いを親や教師に伝えられない子どもたちへ、安心して誰かに話せる環境を提供することを目指しています。

サービスの背景と目的

毎年多くのこどもたちがこの時期に対して不安や孤独感を抱えており、それが深刻な問題につながる可能性があります。そこで株式会社旦は、ホットラインの存在があるにもかかわらず、相談しようと思えない子どもたちに対して「ラストワンマイル」の橋渡しを行う場として、特別な空間を設けました。特に強い不安を抱えているこどもたちが、その思いを少しでも軽くする手助けになることが狙いです。

「ねこだま Special Open Space」においては、親や教師など利害関係のない大人がこどもたちの心の声に注意深く耳を傾け、時間を共に過ごすことで、彼らに少しでも安心感を提供することを重視しています。この時間が、今後彼らが自身を大切に思えるきっかけになることを願っています。実際にサービスを利用することによって、まず第一歩を踏み出すことができれば幸いです。

サービスの詳細

「ねこだま Special Open Space」は、参加対象が全国の小中学生であり、利用は無料です。利用可能な時間は各日21時から24時までで、3日間にわたり特別なオンライン体験を提供します。この空間では、ただ単に「傾聴」に徹し、こどもたちが感じている孤独や不安に寄り添う活動が行われます。「ただそこにいる」ことで自分を保てる時間を作り出し、どんな時でも、そこで心安らぐ瞬間を持つことが大切と考えています。

こどもたちの声と今後の展望

今後も株式会社旦は、こどもたちが自分らしく成長できる環境作りに力を入れていく考えです。実際に「ねこだま Special Open Space」を利用したこどもたちからの声を収集し、改善点を見つけながら、さらに効果的なサポートを目指します。10年後を見据え、新たな「まなびそだち」の体験を提供することで、こどもたちの豊かな未来への架け橋となれることを目指しています。

まとめ

株式会社旦の代表取締役澤田浩二氏は、「自分らしい学びの場を提供し、こどもたちが今回の「ねこだま Special Open Space」を通じて少しでも楽になれば」との思いを明かしています。参加を希望する方は、[email protected]にお問い合わせいただくことで、参加申請が可能です。これからの時代を担うこどもたちの明るい未来に続く道が、少しでも開かれることを願っています。