糸井嘉男がさらけ出すプロ野球人生のしくじり
9月5日に放送された『しくじり先生俺みたいになるな!!』では、元プロ野球選手の糸井嘉男先生がゲストとして登場し、彼の波乱に満ちたプロ野球人生を振り返りました。特に「衝撃の超人しくじり伝説」と題した授業の中で、彼が経験した様々なしくじりやエピソードを惜しみなく語りました。
プロ入りからの転機
元々は投手としてプロ入りした糸井選手でしたが、野手へ転向したのは偶然でした。4年目にはベストナインとゴールデングラブ賞を獲得し、まさに順風満帆なキャリアを歩んでいるように見えました。しかし、その背後には、サインを全く覚えられず、手を叩く数でサインをカウントしていたというしくじりも隠されていたのです。「サインを叩きで覚えるって、そんな選手がいるなんて」とスタジオも驚愕の声をあげました。
電撃トレードの秘密
糸井選手の人生の転機ともいえるのが、2013年のオリックス・バファローズへの電撃トレードです。「突然電話がかかってきて、『スーツ着てここに来い』と言われた」と語る糸井先生。球団から告げられたその一言に、頭が真っ白になったと当時の心境を振り返りました。このトレードは彼にとってもまさに衝撃の出来事だったようです。オリックスに移籍してからは、再び活躍を見せ、首位打者や盗塁王のタイトルを獲得しました。
古巣・日ハム戦での大失態
しかし、古巣・日本ハムと対戦した際には、まさかの「ホームランを打ったのに、その喜びで酸欠になり途中交代した」という大失態も告白。「そんな選手がいるのか」とスタジオの笑いを誘う場面もありました。さらに、大谷翔平選手との対決に関するエピソードも盛り込まれ、「すべてがすごい選手」と称賛しつつも、彼の独自の視点での解説に生徒たちからはツッコミの声が上がり、笑いが絶えませんでした。
移籍の決め手と心の声
オリックスで経験を積んだ後、35歳でFA権を取得した糸井選手。彼が受けた移籍のオファーの中で、最も印象深かったのが阪神タイガース・金本知憲元監督からの言葉でした。金本監督は「お前が初めての恋人じゃけぇ」と語りかけ、彼の心をつかみました。その瞬間、移籍の決意が固まったとのことです。「他球団の悪いところをこと細かに話されたら、自然に首が縦にしか動かなくなった」との言葉からも、彼の決断の重みが伝わってきます。
引退決断の真相
授業の終盤では、引退を決意するに至った心境や、引退後に待ち受けていた最後のしくじりも明かされました。彼の口から語られた多くのしくじりは、笑いあり、驚きありの内容で、視聴者にとっても貴重な教訓を与えています。特に「過去最多しくじり」というコメントには、オードリーの若林正恭さんも驚愕の表情を見せました。
これらのエピソードを無造作に聞くのではなく、企画の趣旨に沿った学びと笑いを交えた内容となっています。正に多様な視点から糸井嘉男のプロ野球人生を知ることのできる回となりました。
放送情報
ABEMAの『しくじり先生俺みたいになるな!!』は毎月第1〜3金曜日の夜9時30分から配信中です。興味のある方は、ぜひアーカイブや公式YouTubeチャンネルもチェックしてみてください。