就労移行支援「FITIME」の概要
2025年1月21日より、株式会社スタートラインが新たな就労移行支援サービス「FITIME」を開始します。このサービスは、障害者が自らのライフスタイルに合った職業を見つけるための支援を行い、特にサービス業に重きを置いています。
「FITIME」の背景とリブランディング
これまで提供されてきた「るりはり」をリブランディングした「FITIME」。多様な職業体験やリアルジョブトレーニングを通じて、障害者がサービス業で活躍できる支援を目指しています。サービス業は、1980年代から進む人手不足の現場を背景に、利用者が自分の適性を見つけやすくすることで、現場に即したスキルを習得できる場となります。
労働市場の現状
パーソルグループの調査によれば、2030年には「644万人」の人手不足が予測されています。中でもサービス業は最も深刻で、約400万人が不足する見込みです。このような状況下で「FITIME」が果たす役割は重要であり、障害者が希望する職場で貢献できる機会を提供すべく、サービス業に特化したトレーニングを行います。
プログラムの内容
カラフルトレーニングプログラム
このプログラムでは、飲食店やアパレルショップでの接客やバックヤード業務、清掃、販売など、多様な業務体験を通じて自分に適した職務を見つけることができます。たとえば、飲食業界ではコーヒーの淹れ方、接客マナーを学ぶことができ、アパレルでは商品の管理や梱包のスキルが習得できます。これらの体験を通じて、利用者は「自分の好きなこと、やってみたいこと」を見つけることができるのです。
リアルジョブトレーニングプログラム
このプログラムでは、実際の職場で働く体験が可能です。実地での業務を通じて、仕事に対する責任や喜びを感じながら、必要なスキルや知識を身につけることができます。これにより、訓練を終えた後の職業生活においてもスムーズな移行が期待されます。
FITIMEに込められた想い
「FITIME」は、”誰もが自分に合った働き方を見つけて充実した人生を送れるように”という理念を持つプログラムです。アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)が私たちの選択を狭くすることがありますが、それを乗り越えて自分を理解し、主体的に行動することが自己実現につながります。特に、自分の強みや価値観を理解し、それに応じた働き方を選ぶことは重要です。
施設見学・プログラム体験会
「FITIME」では、より多くの方々にプログラムを知っていただくため、施設の見学や体験会を行う予定です。ご興味のある方は、是非お問い合わせください。
まとめ
今後の「FITIME」の展望としては、利用者が自らの力で選択肢を広げ、就労と自己実現を達成できる社会を目指します。障害者が持つ多様な能力を活かし、労働市場における一員として活躍することを支援する「FITIME」を通じて、誰もが自分らしく生きるための道を開いていきます。