iTSurgery®が助成金獲得
2025-10-17 18:34:23

医療の未来を切り拓く!iTSurgery®がAMEDから助成金を獲得

株式会社Cardio Flow Designが助成金を取得



東京都千代田区に本社を構える株式会社Cardio Flow Designは、最新の血流解析ソフト「iTSurgery®」に対して、日本医療研究開発機構(AMED)からの支援を受けることが決定しました。この助成金は、同社が開発を進める医療機器に対するものであり、特に心臓手術の設計における重要なツールとして期待されています。

「iTSurgery®」とは?



「iTSurgery®」は、心臓手術をより安全かつ効果的に行うための設計ソフトウェアです。特に、先天性心疾患を持つ患者において、個々の病態に合わせた手術計画が求められます。通常の術式では対応しきれない状況において、「iTSurgery®」は術前にCT画像を基に仮想手術を行い、具体的な手術設計図を提供します。また、数値流体計算を用いた血流シミュレーションを実施し、手術後の循環動態を定量的に評価することが可能です。これにより、医師はより精密な手術計画を立案し、患者のQOL(Quality of Life)を向上させることを目指しています。

血流解析シミュレーションの重要性



日本では、出生児の約1%にあたる新生児が先天性心疾患を抱え、毎年約12,000人が新たに診断されています。これらの中には、非解剖学的血行再建術を必要とする中等度以上の疾患が約3,800例存在します。複雑な症例に対して正確な手術計画を立てることが不可欠ですが、従来の経験則や統計的手法だけでは不十分なことも多いです。

この問題を解決するために、血流解析シミュレーションの導入が強く求められています。Cardio Flow Design社は、クラウドベースでの血流解析が可能なこのシステムを通じ、医療現場の持続的な進展に貢献し、CHD(先天性心疾患)患者の生命予後やQOL向上を目指しています。

経済的観点からの利点



医療経済的に見ても、本事業の展開は期待されています。CHD手術は侵襲性が高く、誤った初回手術がその後の医療費を増加させるリスクがあります。「iTSurgery®」により、外科医はより安全な術式を選択できるため、長期的な医療費の削減や患者の再手術リスクを下げることが期待されます。

代表取締役のコメント



「iTSurgery®は、心臓手術において外科医が科学的根拠を基に計画を立てられるようにする革命的なツールです。これまで主に経験に基づいていた手術計画が、今後はデータに裏付けられたものになります。この助成金を通じて、私たちはより多くの医師にこの革新的なツールを提供できるよう取り組んでいきます。」と代表取締役の西野輝泰氏は述べています。

Cardio Flow Design社の概要



Cardio Flow Design社は、血流解析に特化し、医療の発展を目指すベンチャー企業です。IT技術や画像診断ツールを駆使し、疾患の早期発見や手術準備を行うことを使命としています。今後も革新的な技術を展開し、心臓手術の領域でのイノベーションに寄与していくことでしょう。

企業のビジョン



将来的には、「iTSurgery®」を活用することで、心臓手術の質が向上し、患者一人ひとりに最適な医療を提供できる未来を築いていくことを目指しています。医療機関における心臓手術における標準化が進むことにより、長期的な医療現場の持続可能性を高めていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社Cardio Flow Design
住所
東京都千代田区一番町22-3
電話番号

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