京都で平和の祈りをテーマにしたアート展示『DANDELION PROJECT』開催

京都で開催される平和のアート『DANDELION PROJECT』

2025年の夏、戦後80年を迎えた日本で、京都の伏見稲荷大社と八坂神社にて特別な参加型アート展示『DANDELION PROJECT』が行われます。このプロジェクトは、平和への願いを叶えることをテーマにしたもので、全世界の人々を支えるアートの力が重要視されています。

平和への祈りをアートに託して

2025年は、第二次世界大戦が終結してから80年という特別な年です。京都の神社は疫病退散や人々の安寧を祈り続けてきた歴史があります。『DANDELION PROJECT』では、次世代を担う子どもたちがアートを通じて「未来の平和への祈り」を表現します。このイベントは、歴史深い京都の名所で行われ、多くの人々に安らぎをもたらす機会となります。

この展示は、精神的な体験を重視し、訪れる人々が個々の平和への想いを心に寄せる時間を提供します。これにより、世代を超えたつながりを創出し、平和を願う意識を育みます。

京都の子どもたちが共に創るアート

特に注目すべきは、伏見稲荷大社で開催される特別ワークショップです。稲荷小学校の生徒たちが「世界が平和になりますように」という願いを込めた塗り絵を制作しました。これらの作品は『DANDELION PROJECT』の一環として、特別展示されます。

また、7月25日には伏見大手筋商店街で「夏の夜市」にも関連したワークショップが行われ、子どもたちが自分たちの願いをアートとして表現する機会が提供されます。学生たちの精一杯の思いが込められた作品の展示は、7月19日から8月2日までの期間、伏見稲荷大社で行われ、その後は大手筋商店街で8月3日から17日まで展示されます。

八坂神社でも、ボーイスカウトやガールスカウトの子どもたちと共に、光を通じた平和の祈りの表現が行われます。これにより、京都の子どもたちが主体となって創り出すアートが、平和の象徴として広がっていくのです。

『DANDELION PROJECT』の背景

『DANDELION PROJECT』は、世界中に平和の象徴であるタンポポをクリエイティブに表現する参加型のアートプロジェクトです。このプロジェクトは、過去にパリ、サンフランシスコ、東京などで行われ、多くの場所で愛されています。

村松亮太郎氏が主催するこのプロジェクトは、国際的な舞台でも高い評価を得ており、2023年にはG7広島サミットのオフィシャルプログラムの一環として広島でも展示されました。アートを通じて、分断された人々をつなげ、平和を育む活動として注目されています。