バイセル、日本シーサート協議会への加盟を発表
リユースサービス「バイセル」を展開している株式会社BuySell Technologiesは、来る2025年10月に一般社団法人日本シーサート協議会(NCA)への加盟を正式に発表しました。この決定は、今後の情報セキュリティ体制の強化を推進する重要な一歩とされています。
加盟の意義と背景
中古品の買取・販売を行うリユース事業において、当社は年ごとに成長を遂げており、常に増加する顧客の個人情報を取り扱う機会が多いため、情報管理の重要性が増しています。この領域では、古物営業法によって顧客の本人確認書類をチェックし、それに関する記録を3年間保持することが義務付けられています。そのため、安全にこれらの情報を管理し続ける必要があります。
また、M&A戦略を進める中で、当社のグループ全体における情報資産の種類と量は急増しており、これに伴い、適切な情報管理が一層重要になっています。最近では、サイバー攻撃の巧妙化が進んでおり、データ保護の対策を強化する必要がありました。2024年10月には、本社およびグループ企業で構成される情報セキュリティ緊急事態対応チーム(CSIRT)を設立し、インシデント対応力の向上に取り組んできました。
その結果、さらなる強化が求められることとなり、他組織との連携により情報を迅速に共有するため、日本シーサート協議会への加盟が承認されました。これにより、今後は加盟組織との連携を深め、脅威情報の共有を通じて、情報セキュリティ体制の構築に貢献していく方針です。
日本シーサート協議会とは
一般社団法人日本シーサート協議会(NCA)は、サイバーセキュリティ関連の情報共有と支援を推進するために設立された団体です。今現在、国内には600を超える企業や団体が加盟しており、シーサート間の連携に基づく被害軽減体制の構築、早期警戒情報の共有、深刻なインシデント対応の共同演習など、さまざまな活動を展開しています。
公式ウェブサイト(
NCA公式サイト)では、最新の情報や加盟団体に関する詳細を閲覧できます。
株式会社BuySell Technologiesの概要
株式会社BuySell Technologiesは、「人を超え、時を超え、たいせつなものをつなぐ架け橋となる」という理念のもと、総合リユース事業「バイセル」を運営しています。出張買取を中心に、着物やブランド品など、お客様の大切な品を必要とする人とつなぎ、循環型社会を推進しています。さらに、テクノロジーを駆使して業務効率化を進め、国内外への二次流通ネットワークを拡大しています。
当社の代表取締役会長は岩田匡平氏、代表取締役社長兼CEOは徳重浩介氏です。本社は東京都新宿区に位置しており、リユース業界のトップクラスの規模を誇ります。
リユース業界の未来を見据えたバイセルの取り組みから目が離せません。これからも新たな情報セキュリティ基準を設け、多くの顧客と信用を築く企業としての成長が期待されます。