サイリーグHDとS&J、2025年に新たなインシデント対応サービスを開始

サイリーグHDとS&Jが共同開発した新サービス

サイバーセキュリティの重要性が増す中で、株式会社チェンジホールディングスの子会社であるサイリーグホールディングスと、サイバーセキュリティ業務を行うS&J株式会社が、2025年7月から新たな事前契約型のインシデント対応サービスを開始します。このサービスは「CyLeague サイバーレジリエンス・パッケージ～サイバー攻撃対応サービス～」と名付けられ、企業や団体を対象にした緊急対応支援を提供します。

サービスの背景と目的

近年、サイバー攻撃は国家レベルで進化し、生成AIを利用した攻撃も増加しています。このような脅威に対処するためには、すべての攻撃を未然に防ぐのは非常に難しくなっています。そこで、この新サービスでは、いざという時の迅速かつ的確な対応を重視し、企業や組織が攻撃を受けた際に被害を最小限に抑えるための準備を行うことが重要視されています。

サービスのしくみ

顧客が事前に「CyLeague サイバーレジリエンス・パッケージ」と契約しておくことで、万が一のサイバーインシデント発生時に、S&Jのセキュリティ専門チームが素早く対応に着手できます。これにより、対応開始までの時間的ロスを最小限に抑え、復旧までの期間を短縮することが可能になります。また、四半期ごとの脅威インテリジェンスの提供や定期的な会議を通じて、最新のリスク情報を顧客と共有し、継続的に対応力を高める仕組みも整っています。

提供される価値

この新サービスは、以下の3つの価値を提供します。

1. コストの予見性：年間契約により、突発的なインシデント対応費用の不確実性を排除し、安定した予算管理が可能です。
2. 事業継続性の向上：脅威インテリジェンスや定期的なミーティングを通じて、潜在的リスクを視覚化し、日常的な改善をサポートします。
3. 専門家リソースの確保と迅速な対応：経験豊富なセキュリティ専門家が事前にアサインされ、万が一の際には迅速で的確な初動対応が行われます。

サービス情報

- サービス名称：CyLeague サイバーレジリエンス・パッケージ～サイバー攻撃対応サービス～
- 提供開始時期：2025年7月
- 価格：年間100万円（税込）から
- 対象：従業員300名規模以上の企業・団体
- 主なサービス内容：インシデント初動対応、脅威インテリジェンス提供、定例会など

企業情報

S&J株式会社

S&Jは、サイバーセキュリティに関する包括的なサービスを提供し、企業の情報セキュリティを支援しています。高度なセキュリティオペレーションセンター（SOC）を運営し、顧客環境への脅威を分析し、影響に応じた適切な対応を行います。

サイリーグホールディングス株式会社

サイリーグHDは、サイバーセキュリティを強化することを使命とする持株会社で、企業の安全なデジタル・トランスフォーメーションを支援しています。M&Aや業務提携を通じて、インフラの安全性を確保し、日本のサイバーセキュリティ業界をリードする役割を担っています。

この新たなサービスは、企業のサイバーセキュリティの取り組みを一層充実させるものとなるでしょう。今後もサイリーグHDグループは、日本の企業が安心してデジタル環境で活動できるよう支援し続けます。