PeopleXがZuoraのサブスクリプション収益化プラットフォームを導入
最近、株式会社PeopleXが米国のZuoraから提供されるサブスクリプション収益化プラットフォームを導入したことが発表されました。PeopleXは、選考から活用支援に至るまでの人事関連の課題をAI技術を駆使して克服する、急成長中のAIテック企業です。その背景には、企業の成長に伴う新たなビジネスモデルの必要性がありました。
導入の背景
設立から間もない2024年に創業したPeopleXは、急速な成長を遂げ、2026年度末には年間経常収益(ARR)が10億円以上、さらにはSaaSと他の商材を合わせて100億円を目指す計画を持っています。これまでは収益認識の処理を手作業でExcelを用いて行っていましたが、事業の拡大に伴い安定した基盤が求められていました。
特に、マルチプロダクト戦略の推進やセルフサーブモデルへの移行、さらにエンタープライズ領域や国際展開を視野に入れた際、柔軟性と迅速性を兼ね備えたシステムが必要であったのです。
Zuoraのプラットフォームは、迅速な新サービスやパッケージの市場投入を実現し、手作業を極力排除して柔軟な販売戦略を支援しています。これにより、経営状況を視覚化し、迅速な意思決定を可能にするだけでなく、業務の自動化によりコスト削減も実現できます。このような特性により、PeopleXはZuoraのプラットフォームを導入する運びとなりました。
今後のビジョン
PeopleXは、新たに導入したプラットフォームを活用し、「People XRecruit」というAI面接官を利用した採用支援サービスや、すべての業務プロセスをサポートする「PeopleWork」というエンプロイーサクセスHRプラットフォームの提供を進めています。「People XRecruit」のコンセプトは、「あなたの採用チームに、AI面接官を」に置かれ、より効率的な採用活動を目指します。
さらに、「PeopleWork」は採用からオンボーディング、能力開発や評価に至るまで、社員がその能力を最大限に発揮できる環境を整えることを目的としています。今後5年間では、20の新アプリケーションの開発を計画しており、Zuoraと共にHR領域での統合体験を提供することを目指しています。
株式会社PeopleXについて
株式会社PeopleXは、東京都新宿区に拠点を持ち、代表の橘大地が手掛ける企業です。資本金は116百万円で、彼らの事業内容は
- - エンプロイーサクセスHRプラットフォームの開発
- - 高度自動化AIエージェントの開発
- - デジタルヒューマンAI採用面接官「People XRecruit」の開発
- - 総合型HRコンサルティングの提供
- - 新時代に適応した人材紹介「PeopleAgent」の運営
と多岐にわたります。公式ウェブサイトや製品サイトでは、さらなる詳細情報が提供されています。
Zuoraについて
一方、株式会社Zuoraは、様々な業種に向けたサブスクリプションビジネス支援のためのTotal Monetizationプラットフォームを展開しています。従来のプロダクト販売からサブスクリプションモデルへの移行をサポートし、多くの企業による新規顧客獲得や業務の効率化を実現しています。国内外で多くの企業に導入実績があり、その機能はますます多様化しています。詳細はZuoraの日本語ウェブサイトを参照してください。
今後の流れ
PeopleXとZuoraのパートナーシップが生む新しいHRビジネスの姿に、今後も注目です。