若手社員が求める働き方
2019-12-25 09:00:26
若手社員が描く理想の働き方改革とは?「定時退社」と「有給消化」を求める声
働き方改革の現状と若手社員の理想
働き方改革は日本全体で重要なテーマとなっていますが、実際にどれほど実施されているのでしょうか。大阪市のITシステム会社、株式会社ロックシステムが2019年12月中旬に行ったオンラインアンケートから、多くの興味深いデータが得られました。対象は全国の20代・30代の男女1000人で、働き方改革に関する意見が集められました。
働き方改革の実施率は低調
調査結果によると、企業で働き方改革を実施しているという回答は全体の27.1%に留まり、実に4人に3人が改革を体感していないことになります。特に、男女別に見ると、男性では34.8%、女性では23.1%と、やはり男性の方が改革が進んでいると感じているようです。このような実態は、働き方改革がまだ多くの職場で十分に浸透していないことを示唆しています。
満足度も半数に満たず
現在の職場で働き方改革が行われていると答えた人のうち、「非常に満足」または「満足」との声も40.2%と半数を切っています。また、男女での評価の違いがあり、男性が比較的高い評価をする一方で、女性はより低い評価を下す傾向が見受けられました。
現在行われている改革の内容
実施されている働き方改革の具体的な内容を見てみると、最も多かったのが「残業削減」。その後に「有給取得促進」や「時短勤務」などが続きました。しかし、テレワークや業務の自動化(RPA)の取り入れはまだ少数派で、企業が何らかの改革を行っているつもりでも、社員にその内容が浸透していないケースも多いようです。有給休暇を取りやすくするための施策や、ノー残業デーの設定など、改革どころか昔ながらの施策に留まっている企業も見受けられます。
若手社員が目指す理想の働き方
若手社員が求める働き方改革の理想についても、アンケートで聞いてみました。多くの回答に共通していたのは「残業を減らしたい」「有給を確実に取得したい」「在宅勤務を可能にしたい」というものでした。このようなリクエストからは、現代の若者が求める働き方改革についての幅広いニーズが浮き彫りになっています。
理想の職場環境
- 疲れずに働ける空間が欲しい。
- 勤務時間中に無駄なく仕事を終わらせたい。
- 人間関係が良好な職場で孤独感を感じずに働きたい。
- 自由に勤務時間を設定できる環境を希望する。
まとめ:改革はまだ途上
今回の調査で分かった通り、働き方改革は現状、国による政策が進められている中でも、期待ほどの成果が上がっていないようです。調査対象となった20代・30代の意見からは、改革が進んでいない企業が多く、実施されている改革の内容も、古い施策に留まっているという現実が見えてきました。若手社員を引きつけ、彼らの意見に応えるためには、質の高い改革を行い、実際にそれが浸透する努力が必要です。
株式会社ロックシステムについて
株式会社ロックシステムは、厳しい労働環境を変えようと2014年に設立されました。現時点で、残業をほぼゼロにする取り組みを全社で行い、社員一人一人に十分な報酬を与え、上司からのサポートや研修制度も充実させています。また、ロックシステムアカデミーでは、業界未経験者に必要なSE・PGの知識を教育し、職場環境の改善を目指しています。若手社員が求める理想の働き方を実現するために、この会社がどのように変革を続けていくかが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ロックシステム
- 住所
- 大阪府大阪市福島区福島5丁目1−12阪神福島駅ビル4F
- 電話番号
-