新たな賃貸住宅開発がロングビーチ市に登場
カリフォルニア州ロングビーチ市において、「Jefferson Porticoプロジェクト」がスタートしました。このプロジェクトは、東京建物株式会社と住友林業株式会社が協力して進める賃貸住宅の開発であり、両社の米国現地法人であるTokyo Tatemono US Ltd. および JPIグループが関与しています。2025年11月18日に新築工事が始まり、2028年3月には竣工を迎える予定です。
プロジェクトの目的と背景
ロングビーチ市は、ロサンゼルスの南部に位置し、交通の便が良く、生活のしやすさが魅力の都会です。近年、この地域では産業集積や再開発が進行しており、住宅に対する需要が急激に高まっています。このような背景を受けて、今回のプロジェクトが立ち上がり、地域の住環境をさらに充実させることを目指しています。
本物件の設計について
「Jefferson Portico」は、1階と2階に商業施設を、3階以上には居住空間を設け、様々なニーズに応えるプランを提供します。独立したStudioから3ベッドルームまで、幅広いタイプの住居が選べ、ライフスタイルに合わせて選択可能です。また、共用施設にはフィットネスセンター、プール、スカイデッキ、クラブハウス、サウナなどが用意されており、住民の生活の質を向上させる工夫が散りばめられています。
プロジェクトの物件概要
- - 物件名: Jefferson Portico(ジェファーソン ポルティコ)
- - 所在地: 450 the Promenade North Long Beach, LA
- - 敷地面積: 約6,394㎡
- - 延床面積: 約22,498㎡
- - 構造: 8階建・ポディウム構造
- - 用途: 273戸(住宅)及び約1,750㎡の商業施設。
このプロジェクトの中には、16戸のアフォーダブル住宅が含まれています。
ロングビーチ市の魅力
ロングビーチ市は生活環境が整っており、主要な高速道路710号線・405号線にも近く、ロサンゼルス国際空港やロングビーチ空港へのアクセスが非常に良好です。また、5th St駅が近くにあり、ここからは鉄道でロサンゼルス市中心部へ直通アクセスが可能です。
プロムナードエリアには多くの飲食店や商業施設が立ち並んでおり、近年は数億ドル規模の再開発プロジェクトも進んでいます。この中には人気の観光スポット、ロングビーチ水族館なども含まれています。様々な計画が進行中で、将来的には更なる雇用創出や経済の成長が期待されている地域です。
事業者の背景
東京建物は、海外事業の拡大を進める中で米国市場への再進出を果たしました。これにより、11件のプロジェクトに参画し、今後も200億円以上の投資を見込んでいるとのことです。
住友林業も、2018年から始まった米国での賃貸用集合住宅開発を強化。テキサス州などでの展開を通じて、全米でのブランドを確立してきています。
最後に
ロングビーチ市の新たな住宅プロジェクトは、資産の価値を上げるだけでなく、地域全体に活気をもたらすことが期待されています。東京建物と住友林業が手を組むことで、質の高い賃貸住宅が誕生し、多くの人々に新しいライフスタイルを提供することになるでしょう。