広画角赤外線センサー
2024-10-24 16:34:56

三菱電機が発表した広画角サーマル赤外線センサーの新機能

三菱電機、広範囲をカバーする赤外線センサー「MelDIR」を発表



三菱電機株式会社が、新たに赤外線センサー「MelDIR(メルダー)」の新製品「MIR8060C1」を2025年1月6日に発売すると発表しました。この新モデルは、100°×73°という広い画角を実現しており、既存製品に比べて2倍以上の検知面積を提供することで、より広範囲のモニタリングが可能になります。

新製品の特長と利点


この「MelDIR」は、熱画像を劣化させる光の影響を抑制し、新設計のレンズを採用しています。これにより、80×60の画素数を維持しつつ、人や物の識別、行動把握、温度測定などを高精度で行うことができます。例えば、悪化する環境への対応や、高齢者施設での見守りにおいて、1台のセンサーで広範囲をカバーできるため、設置台数を減らすことができ、コストの低減にも貢献します。

市場のニーズに応える技術


近年、高齢者施設やスマートビルの運営において、安定的で快適な生活空間を提供するためのシステムが求められています。これに応えるため、温度や明るさデータを活用したセンサーの需要が増加しています。2019年に市場投入された初代「MelDIR」は、プライバシーを守りつつ、暗い環境でも人の姿勢や動きを高精度で検知できる技術で注目を集めてきました。そして、今回のモデルは、広画角化というニーズに応え、より効果的なモニタリングを可能にしました。

対応する活用事例


新製品「MIR8060C1」は、高齢者施設における見守りや、商業施設での人数カウントソリューション、さらには体表面温度測定などに幅広く使用される予定です。このセンサーによって、人々は安心・安全な環境で生活できるようになります。また、広い空間をモニタリングする際には、従来よりも少ないセンサーでコスト効率の良い設置が実現できる点も魅力です。

開発支援ツール


さらに、三菱電機は、ユーザーが赤外線センサーを製品に組み込む際に必要となるサポートツールを提供します。評価用デモキットや、ハードおよびソフトウェアの開発に役立つリファレンスデザインが用意されており、これにより製品開発期間の短縮が図れるとのことです。特に、AIモデル作成ツールも提供され、高齢者施設での見守りや、スマートビルでの在席確認に必要なアルゴリズムの作成が支援されます。

まとめ


「MelDIR」の新型センサーは、高精度な人・物の識別能力を持ちながら、広い視野を持ち、モニタリングコストの削減を可能にします。三菱電機は、今後も信頼性の高い製品を提供し、安全で快適な暮らしの実現に寄与していくことを目指しています。赤外線センサーの導入を検討している施設にとって、この新製品は魅力的な選択肢となるでしょう。


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会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-3218-2111

関連リンク

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