新しい葬儀のカタチ
2023-09-12 11:00:02
デジタルサイネージ祭壇システムが創る新しい葬儀のカタチとは
新しい形のお葬式、デジタルサイネージ祭壇の導入
最近の葬儀のスタイルは、核家族化の進行に伴い大きく変化しています。それにより、葬儀の形式は小規模化し、家族や親族を中心に行われることが多くなっています。かつては多くの参列者を意識した豪華な祭壇が当たり前でしたが、近年ではシンプルで親しみやすい葬儀が増え、白木の豪華な祭壇は目につかなくなってきました。
このような環境の中、葬儀業界では新しい施策やサービスが求められています。特に新型コロナウイルスの影響で、小規模な葬儀や直葬が一般化し、葬儀業界の市場規模は大幅に減少しました。2020年には約3千億円落ち込み、完全な市場復活は難しいとの予測があります。この変化に対応するため、従来の形式を見直し、新たな価値を創造することが求められています。
デジタルサイネージ祭壇の登場
このニーズに応えるために開発されたのが、デジタルサイネージを活用した「サイネージ祭壇」です。目的は「故人とご遺族に寄り添った葬儀」を実現することです。この新しい葬儀スタイルは、従来の「見せる祭壇」から「心に感じる祭壇」へと進化を遂げています。
サイネージ祭壇では、65インチの高画質モニターを複数台使用し、故人の生き様を表現します。センターには遺影写真が配置され、その背景には故人が愛した風景や思い出の動画が流れる仕組みです。これにより、より個人的で感情的な葬儀が可能となります。
特徴と導入メリット
このデジタルサイネージ祭壇の特徴は、5台のモニターを使用した大画面表示です。サイズは高さ2.5m、横幅4.5mで、200インチ相当の広さを誇ります。特に、中央のモニターは遺影専用であり、左右2台ずつのモニターが背景動画専用として機能します。この独自のマルチスクリーン機能により、より臨場感のある演出が可能です。また、宗派に応じた信仰のシンボルも表示できるため、多様なニーズに応じることができます。
施策を取り入れた葬儀社には、新たな顧客層の開拓や他社との差別化を図るチャンスが訪れます。従来の葬儀の形から脱却し、より感動的で個性的な葬儀を提供することで、葬儀社の売上も維持・向上させることが期待されます。
エンディング産業展2023での反響
今年8月に開催された「エンディング産業展2023」では、当社のデジタルサイネージ祭壇が多くの注目を集めました。来場者は1万人以上、その中には多くの葬儀関係者が訪れ、実際に商品を体験しました。葬儀社様からは強い関心が寄せられ、現在導入に向けた調整が進行中です。このように、多くの方々に本システムが受け入れられ始めていることは、企業にとっても大きな励みとなっています。
結論として、デジタルサイネージ祭壇は、故人に対する思いを深く刻む新しい葬儀のスタイルとして、多くの可能性を秘めています。今後もこの技術がさらに普及し、葬儀における価値が高まっていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社創心社
- 住所
- 大阪府吹田市朝日が丘町30-23
- 電話番号
-
06-4861-0112