おからスイーツが変える未来
近年、健康志向の高まりとともに注目を集めている『おから』。これを原材料とするスイーツが、全国の豆腐店やカフェ、パティシエの力で進化を遂げています。このたび、岐阜県大野郡白川村の
深山豆富店が、おからスイーツに特化したクラウドファンディングを満を持して開始します。
クラウドファンディングの目的
このプロジェクト『おからdaおやつ』の目的は、おからの可能性を最大限に引き出し、その美味しさや栄養価を多くの人に知ってもらうことです。具体的には、全国の豆腐店が製造するおからを活用したスイーツを集め、その魅力を広めることを目指しています。支援金は、おからスイーツの開発や改良に活用される予定で、目標金額は30万円。募集は2023年9月10日から10月10日までの1ヶ月間です。
おからの現状とその可能性
日本豆腐協会のデータによると、全体で約66万トンのおからが生産されていますが、そのうち食用として再利用されるのはなんとわずか1%。残りは肥料や飼料として使用されていたり、廃棄されたりしています。この現状に対し、深山豆富店のスタッフは「おからの美味しさをもっと多くの人に知ってもらいたい」との想いから、様々なおからスイーツの開発に取り組んできました。
特に注目を集めるのは、「白川郷おからのまめなクッキー」や「おキャロットケーキ」。これらは、おからを使用しているとは思えないほどの美味しさに仕上がっており、食べることで驚きを感じられる作品です。
プロジェクトの背景
深山豆富店は2021年に、観光客の減少と作り手の高齢化によって一度閉店しましたが、株式会社ヒダカラによって再建されました。未経験のスタッフが、地域に伝わる「石豆富」と「すったて」の技術を学ぶ中で、豆腐の製造とおからの利用法についての課題に直面しました。その結果、おからを活用した健康的なおやつの開発が進められ、それが今回のプロジェクトのきっかけとなりました。
参加店とリターン品
今回のクラウドファンディングには、全国各地の名店が参加しています。例えば、茨城県の
とうふやたかはしや宮城県の
はらからおからなどが、自店舗の特製スイーツを提供します。それぞれの店が自信をもってお届けするスイーツには、おからの魅力がたっぷり詰まっています。
リターン品には、
おからのドーナツセットや
クッキー缶、さらには
オンラインワークショップも用意されており、支援者には美味しいおからスイーツを楽しむ機会が提供されます。
「おから」の新たな可能性
深山豆富店の担当者は、「おからは健康的なスイーツに生まれ変われる」と語っています。このプロジェクトでは、おからの魅力をさらに広げていくことを目指しています。
未来の食卓には、もっと多くのおからスイーツが並ぶことでしょう。それは単なるスイーツの提供だけでなく、食材としての新しい形を提示する大きな一歩となるはずです。
さあ、あなたもこのクラウドファンディングに参加して、おからの未来を共に築きましょう。詳細は
こちらからご覧いただけます。