新たな国際人材育成
2015-05-11 14:00:03

立命館大学、日中韓をつなぐ新たなグローバル人材育成プログラムを始動

立命館大学が新たに始動する国際プログラム



立命館大学が「スーパーグローバル大学創成支援」構想のもと、日中韓キャンパスアジア・プログラム(CAP)を常設化した。これは中国の広東外語外貿大学や韓国の東西大学校と協力して、東アジアの未来を担うリーダーを育成するための新しい試みだ。

プログラムの概要と目的



2016年度から始まるこのプログラムは、中国語や朝鮮語を学ぶ高校生を対象としたAO入試「国際方式(中国語・朝鮮語/キャンパスアジア)」と連動している。入学後は4年間の教育プログラムが用意されており、特に2・3年次には日本、中国、韓国を行き来しながら学ぶ機会が提供される。これにより、参加者は語学力だけでなく、各国の文化や社会についても深い理解を得ることができる。

国際交流の重要性



戦後70年と日韓国交正常化から50年を迎える日本の現状を踏まえると、日中韓の友好を保つための次世代人材の輩出が不可欠である。このプログラムは、国と国との壁を越えて協力できる人材養成を目指しており、国際的な視野を持つ学生の育成が期待されている。

プログラム参加学生の成長



これまでのパイロットプログラムでは、参加した学生の語学運用能力や相互理解が著しく向上しており、常設化に向けた期待が高まっている。常設化後は、参加人数を60名に増やし、より多くの学生が東アジアの多様な経験を積むことができるようになる。

AO入試の新設



新たに設けられたAO入試では、中国語と朝鮮語の基礎的な運用能力を持つ学生を対象とし、具体的な出願条件として中国語検定4級以上や韓国語能力試験2級以上などが求められる。これにより、入学後すぐに東アジアの文化や社会を学ぶための基盤が築かれる。

高校における語学教育の現状



日本全国の高校において、中国語や朝鮮語の教育を行っている学校は900校以上に達している。しかし、英語に比べると高大連携が進んでこなかったため、立命館大学はこのチャンスを活かし、グローバル人材の育成をさらに強化することを決意した。

世界で活躍する人材へ



このプログラムを通じて、学生は中国や韓国で、それぞれの国の歴史や文化を学び、将来的には広い視野で国際社会で活躍するための素養を培うことになる。特に4年次には、東アジアをテーマにした卒業論文を執筆することで、学業の集大成を体現する機会が用意されている。

立命館大学の日中韓キャンパスアジア・プログラムは、次世代の国際人材を育成する上での重要なステップとなっており、学生たちは未来の東アジアのリーダーとしての役割を期待されている。

会社情報

会社名
学校法人立命館
住所
京都府京都市中京区西ノ京朱雀町1
電話番号

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