2025年フラワー・オブ・ザ・イヤーOTAの発表
2025年のフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAが発表され、全国および輸入品から選出された受賞花が注目されています。今年の選考では、ナチュラルな美しさと地域ブランドの創出が評価され、高い親和性を持つ素材が特に重視されました。選ばれた4品種がそれぞれの魅力を発揮し、今後の市場トレンドをリードすることが期待されています。
受賞花の一覧と特徴
1. 最優秀賞:枝物「七立栗」
高知県の特産品である七立栗は、非常に珍しい栗の一種で、独特の愛らしい姿を持っています。通常の栗とは異なり、一年に七回も収穫できる特性からこの名が付けられました。今回の受賞は高知県からの初めての受賞となり、その地元の長い歴史に裏打ちされた素材として評価されました。この栗は、地域ブランドと市場のニーズを見事に捉えており、出荷期は8月下旬から10月までとのことです。
2. 優秀賞:切花コチョウラン「サーフソング」
千葉県の加藤洋ラン園が手がけるこのコチョウランは、特にニュアンスカラーを重視し、多彩な色合いで生花小売店やデザイナーから支持を集めています。市場が求める花として高評価を得ており、色や出荷期のこだわりが今回の受賞につながったとされています。
3. 特別賞:ルドベキア「ヘンリーアイラーズ」
群馬県のJAあがつまが生産するこのルドベキアは、ナチュラリスティックガーデンの要素が取り入れられており、インテリアやガーデン素材として高い人気を誇っています。そのデザイン的価値は、見た目の美しさだけでなく、地域に根ざした物語性にも支えられています。
4. 新商品奨励賞:キンギョソウ「サクラホイップ」
埼玉県のJAいるま野川越市が生産するこのキンギョソウは、八重咲きの美しい品種で、その淡いペールピンクが高く評価されています。新たな切花市場のトレンドを創出したとして注目され、今後の影響が期待されます。
受賞の背景とトレンド
今年の受賞花材は、ナチュラルでほかの花と調和しやすい素材感が求められました。強いトレンド性よりも、長期にわたって使われる理由を持つ柔らかな花材が重視され、派手さよりも上品な色合いや自然なフォルムが注目されています。これにより、今後の市場においても親和性の高い花材が強みを持つことが改めて確認されました。
表彰式の詳細
フラワー・オブ・ザ・イヤーOTAの表彰式は、2025年12月5日に開催される予定です。この機会に受賞者たちは日ごろの成果を祝うとともに、今後の作付けに向けて新たなインスピレーションを得ることが期待されています。参加者数は約250〜300人を見込んでおり、大田花きのセリ室で行われます。
【フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA公式サイト】(https://otakaki.co.jp/contents/flower/)
この賞は、年間の取引データをもとにした統計分析と大手バイヤーの投票によって決定されており、品質や流通量、価格、そしてトレンドに基づく多角的な評価が反映されています。これからも、フラワー業界のトレンドをリードする存在として期待されています。