Webmoの魅力を探る
ウェブエンジニアやデザイナーに向けて開発された「Webmo」は、IoT(Internet of Things)開発の新しい可能性を広げています。このステッピングモーターは、Wi-Fi接続が可能で、JavaScriptをはじめとするウェブ技術を通じて簡単にコントロールできます。これにより、電子工作の専門知識がなくても高度なモーター制御を実現できます。
Webmoの主な機能
Webmoの大きな特徴は、Wi-Fiやモーター駆動に必要なモジュールが一つのパッケージに統合されていることです。これにより、開発者は複雑な配線やセッティングを気にせず、アイデアの実現に集中できます。このような設計は、IoTプロジェクトにおける開発のスピードと効率を大幅に向上させるものです。
特に、Webmoは人間の行動や活動を支援するようなサービスの制作が可能です。たとえば、特定のデバイスやセンシング技術と連携した動作を作成したり、実際の世界とウェブを繋げることで、新しい体験を提供することが可能です。さらに、ひとつのロボットアプリケーションに焦点をあてることで、多様な形状や機能を持つプロトタイプを容易に作成できます。
手の届く価格で提供
Webmoの価格は、税込み29,800円と、比較的手に入れやすい値段設定です。初台オペラシティ内にあるNTT ICCミュージアムショップにて先行販売が行われており、その後は電子工作モジュールの通信販売サイト、スイッチサイエンスなどでの販売も予定されています。これにより、より多くの開発者がこの商品を手に入れることができるでしょう。
シードルインタラクションデザイン株式会社の背景
このプロダクトを開発したシードルインタラクションデザイン株式会社は、明治大学、慶應義塾大学、東京大学の教員や研究員、学生たちによって設立された大学発のベンチャー企業です。「人々の生活や社会に溶け込むプロダクトの開発」を理念に掲げ、ロボティクスやインターフェースデザイン、インタラクションデザインなど、インターネット時代に求められる技術を生み出しています。
現在、彼らは文部科学省のCOIプロジェクトに参画し、さらなる社会実装を推進中です。今後、Webmoに関連する3Dプリンタで印刷可能なパーツデータの公開も予定されており、ユーザーがより自由に試作を行える環境が整いつつあります。
お問い合わせ情報
Webmoやシードルインタラクションデザインに関する問い合わせは、以下のURLから可能です。特に、鈴木さんが担当となるので、不明点あれば直接お尋ねください。
Webmoは技術者にとって新しいツールとなり、その可能性は未知数です。ぜひこの機会に手に取って、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。