近年、日本でM&Aの件数は増加していますが、多くの案件では当初想定されたシナジーが十分に機能していないのが現実です。
その要因の一つとして、経営陣間の意思決定スタイルの違いや、組織文化の摩擦、さらにはキーパーソンの離職など、"人"に関わる問題が浮き彫りになっています。すなわち、M&Aでは財務や法務のデューデリジェンス(DD)は重視されていますが、組織風土、価値観、リーダーの特性といった人的要因に関する評価はほとんど語られてきませんでした。
この課題を解決するため、株式会社ミツカリと一般社団法人日本PMIサポート協会は共同で「PMI人的リスク・プレビュー」を開発しました。
新しいM&Aの常識「PMI人的リスク・プレビュー」とは
この新たなサービスは、M&A後の統合プロセス(PMI: Post Merger Integration)で発生しうる人的リスクを事前に可視化することを目的としています。
具体的には、経営層やキーパーソンの特性を分析し、意思決定スタイルを可視化します。これにより、摩擦が生じるリスクを予測し、シナジーを最大化するための組織設計やリーダー配置を提案します。
さらに、組織文化のギャップを定量的に測定し、双方の企業が持つ価値観や行動傾向を比較。この情報をもとに、摩擦が生じやすいポイントを事前に把握することで、円滑な文化融合を図ります。
予防型PMIへの転換
最大の特徴は「対処療法型PMI」とは異なり、未然にリスクを予測し事前に対策を講じる「予防型PMI」へのシフトを可能にする点です。PMIサポート協会の実務ノウハウと、ミツカリのデータ分析基盤を掛け合わせることで、従来の経験則に頼らないアプローチを可能にしました。
また、Day1(統合初日)前の人的観点からの診断や、100日プランへの人的視点の組み込みを行うことで、統合プロセス全般にわたってリスク設計を一貫して行います。
両代表のコメント
一般社団法人日本PMIサポート協会の代表理事、後藤俊輔氏は、「M&Aの現場では、ルールや仕組みよりも人の感情が成功に影響します。人的リスクを構造化することで、その成功確率を高めていきたい」と述べています。
一方、ミツカリの代表取締役社長、表孝憲氏は「M&Aは財務的なイベントではなく、組織進化のプロセスです。人的リスクを見過ごす時代は終わりました。今回の協業により、人的リスクを可視化する新たな常識を日本全体に広めていきたい」と意気込みを語っています。
無料個別相談を実施中
この新サービスを記念して、PMIを実施予定の企業やM&Aアドバイザリー企業を対象に、先着3社限定で無料の簡易診断セッションを実施します。統合前の人的リスクを見極めたい企業はぜひお早めにお申し込みください。
お問い合わせ先
日本PMIサポート協会へのお問い合わせも受け付けております。
この新しいアプローチが、日本のM&A市場における人的リスク管理に革新をもたらすと期待されます。