H&Mグループ、2025年度年次&サステナビリティ・レポートを発表
H&Mグループは、2025年度の年次およびサステナビリティ・レポートを発表しました。この報告書には、企業としての成長、収益性の向上、気候変動への対策活動に関する成果が盛り込まれています。CEOのダニエル・エルヴェール氏は、収益がアップし、CO₂の排出量が減ったことを強調し、持続可能な成長を実現していることを示しました。
サステナビリティに対する確固たるコミットメント
同社のChief Sustainability Officerであるレイラ・エルトゥール氏は、H&Mグループが業界全体に好影響を与えるための継続的な努力を語りました。2025年度の目標に向け、コスト効率を高めつつ、環境への影響を最小限に抑えることが求められています。特に、CO₂の排出量削減やリサイクル素材の使用増加、水資源の管理において大きな成果を収めています。
2025年度の具体的な成果
1.
リサイクル素材の使用: 同社が使用する素材の91%がリサイクルまたは持続可能な方法で調達されており、特にリサイクル素材は32%に達しました。これは、2025年目標の30%を上回る数値です。
2.
温室効果ガスの削減: 温室効果ガス排出量について、スコープ1およびスコープ2は41%、スコープ3は34.6%削減しました。これにより、科学的根拠に基づく目標(SBT)達成に向けた進展が見られます。
3.
脱炭素化への投資: 脱炭素と素材イノベーションに28億スウェーデンクローナを投資し、長期的な環境戦略の強化を図っています。
4.
サプライヤー管理の改善: 2022年以降、145社の衣料品サプライヤーが石炭ボイラーを廃止。これは、2026年までに完了する予定です。
5.
水資源使用の削減: 衣料品サプライヤーにおける水資源使用量は、2022年基準で22.8%減少し、2025年目標の10%を超える成果を達成しています。
6.
リセール事業の成長: Sellpyや他のグループブランドのリセール事業が26市場で展開され、グループ売上の0.8%を占めるに至りました。これは2024年から31%の増加を示します。
7.
労働者の権利確保: H&Mグループは、IndustriALL Global Unionおよびスウェーデンの労働組合とのグローバル枠組み協定の10年目を迎え、100万人以上の労働者の権利向上に寄与しています。
まとめ
H&Mグループは、持続可能な未来に向けたステップを着実に進めており、2025年度年次・サステナビリティ・レポートからもその成果がはっきりと示されています。環境への配慮や社会的責任を重視する姿勢は、今後のファッション業界においても重要な指針となることでしょう。このような透明性のある報告は、消費者にとっても安心感を与え、ブランド信頼の構築に寄与しています。