ヒュンメルの新コレクション
2025-09-03 17:17:45

ヒュンメルが2026SSコレクションで描く新たなスポーツウェアの未来

ヒュンメルが2026SSコレクションで描く新たなスポーツウェアの未来



1923年に設立されたhummel(ヒュンメル)は、その創業哲学を今も大切にしつつ、現代のニーズに応じたスポーツウェアの新たなる展開を目指しています。クリエイティブディレクターの森川マサノリ氏によって発表された2026SSコレクションでは、スポーツブランドとしてのアイデンティティとデンマーク文化の特徴を現代生活へと調和させることが強調されています。

森川氏は、「サッカースパイクを起点とするブランドの歴史を振り返る中で、人体構造への興味が自然に芽生えてきた」と語ります。このコレクションでは、人体の解剖学的特性を考慮したパターンが衣服に見事に反映されています。具体的には、筋繊維や関節をイメージしたテーピングやパイピングが施されたテクニカルジャケットやパンツ、骨格筋の構造を再構築したパネルデザインのシャツやカットソーが登場します。また、立体的な裁断技術を駆使したスウェットのセットアップも特徴的です。

カラーパレットは、主に黒とグレーを基調とし、ジャージーやナイロンタフタといったスポーツウェアに適した素材が選ばれています。さらに、ブランドを象徴するバンブルビーとシェブロンのモチーフは、同系色の糸を用いた刺繍で控えめながらも、その構造が際立つよう工夫されています。

デンマーク語の「Hygge(ヒュッゲ)」は、他者との新しい時間や、快適で親密な空間を意味します。この概念は北欧社会に根付いており、ヒュンメルも長年大切にしてきました。今回のコレクションでは、デンマークのテキスタイルメーカー・Kvadrat(クヴァドラ)の厚手メッシュ生地を使用したアイテムも取り入れられています。これにより、日常的なカジュアルウェアに見られない温かみや軽やかさが表現され、快適な居住空間での安らぎを感じさせてくれます。

ヒュンメルは、身体的な運動と健やかな精神との結びつきを重視しており、このコレクションもスポーツをウェルネスの一環として捉える姿勢が反映されています。これにより、現代のカジュアルウェアの形式を介して、ブランドの価値を新たに提示する「New Heritage」の一例として位置づけられています。

100年にわたって築かれてきたヒュンメルのストーリーが、これからの社会と滑らかに接続されていく可能性を示す本コレクション。スポーツと日常生活が融合する新たなスタイルを体感できる貴重な機会となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社エスエスケイ
住所
大阪府大阪市中央区上本町西1丁目2番19号自社ビル
電話番号
06-6768-1111

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