Green Carbonの新展開
2025-09-10 10:50:03

Green CarbonがAZEC国際会合に参加しカーボンクレジットの新展開を発表

Green CarbonがAZEC国際会合での意義を語る



2025年8月28日、神戸で開催された第2回AZEC国際会合にて、Green Carbon株式会社が登壇し、農業分野における温室効果ガスの削減とカーボンクレジットの大規模な創出に関する新たな可能性を発表しました。この会合は、経済産業省や環境省が主催し、アジア各国の脱炭素化を推進するための重要な機会となっています。

会合の概要



会合には、日本の経済産業省や環境省を代表する官僚に加えて、オーストラリア、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなどのパートナー国からの参加者が集まりました。議題は、カーボンプライシングの現状や国際炭素市場の進展に関するもので、Green Carbonは「カーボンクレジットの新しいアプローチ」というセッションに登壇しました。

Green Carbonの取り組み



Green Carbonは、間断灌漑(AWD)技術を駆使し、水稲からのメタン削減や、バイオ炭を用いた土壌改良を進めています。具体的には、2027年までに水稲AWDを1000万haで展開、バイオ炭を10万トン生産することを計画しており、これにより年間約5000万トンのCO₂削減を目指しています。

AWD水管理技術の導入



AWDは、数日ごとに水田の水位を管理し、間欠的に水を供給することで平均55%のメタン削減効果を実現します。同時に、収穫量も平均5.5%増加することが確認されています。この技術により、ベトナム、フィリピン、タイなどでの事業拡大が期待されます。

バイオ炭の生産



さらに、年間10万トン規模でバイオ炭を生産し、有機肥料としての活用を図ることで、農家の生産性向上とカーボンクレジットの創出を両立させる計画も進行中です。

高度なモニタリング手法



また、衛星や農業データ管理アプリを活用した精緻なモニタリング技術を導入することで、プロジェクトの進捗管理をさらに強化しています。

今後の展望



Green Carbonは、AZECの加盟国と連携しながら、日本とパートナー国間でのJCM(国際的クレジット移転)や大規模農業クレジット創出を目指します。農家、地域社会、投資家が共に利益を享受できる「All-Win」の仕組みを構築し、新たな経済圏の創出を目指しています。

まとめ



Green Carbonの取り組みは、単なる温室効果ガスの削減にとどまらず、地域経済や農業の持続可能性をも考慮した包括的な施策であり、特にアジア地域においてはその影響力が期待されています。今後の進展に注目が集まります。詳細な情報に関しては、Green Carbon公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
Green Carbon株式会社
住所
東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
電話番号
080-7307-8597

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