静岡県で2023年11月1日(水)に、食と温泉文化について語る「ふじのくに食と温泉文化フォーラム」が開催されます。これは、静岡県独自の食文化と温泉文化を広め、観光振興を図るためのイベントです。午前中には基調講演が行われ、午後からは「食」と「温泉」の二つのテーマに分かれたトークセッションやパネルディスカッションが展開されます。
基調講演のテーマは「地域DNAから見たポストウェルネス〜食と温泉の再定義と未来への挑戦〜」。一般社団法人富士・箱根・伊豆国際学会の会長、五條堀 孝氏が登壇し、地域の特性を生かした食と温泉文化の再定義について話します。この基調講演は、参加者に地域の魅力とその発展の可能性について考えるきっかけを提供するものと期待されています。
午後のプログラムでは、食に関するトークセッションと温泉に関するシンポジウムが同時進行で開催されます。食プログラムでは、日本の食文化の未来について、焼津の魚匠・前田尚毅氏と肉の匠・新保吉伸氏が次世代への継承や生産者と料理人の連携について意見を交わします。新たな価値を生み出すために必要なつながりや、次世代へと文化を受け継ぐ重要性について議論される予定です。
一方、温泉プログラムでは、ドイツ、イタリア、ハンガリーの温泉の専門家たちが、日本の温泉の魅力と世界におけるその可能性を探るシンポジウムが行われます。これにより、国内外の参加者が日本の温泉文化に対する理解を深め、多様な視点から考察を加える機会が提供されるのです。
このフォーラムは、静岡県の豊かな自然と文化を背景に、交流人口の拡大や地域の魅力の再発見を目指しています。参加者には、近隣の美しい風景や文化背景を直接体験できるエクスカーションも予定されています。
さらに、フォーラム終了翌日の11月2日には、関連するエクスカーションが用意されており、参加者は静岡県の食文化を感じながら、熱海の歴史ある温泉地を訪れることができます。このエクスカーションは、地域の自然や文化について専門家の解説を聞きながら参加者自身も意見を交わす「体験型の見学会」となっているため、より深い学びと理解が期待されます。
【フォーラム開催概要】
- - 名称:令和5年度「ふじのくに食と温泉文化フォーラム」
- - 日時:2023年11月1日(水)開場9:00、開演10:00
- - 会場:プラサヴェルデ(沼津市大手町1丁目1-4)
- - 入場料:無料(交流会参加希望者は7,000円、ランチは1,500円)
- - 主催:静岡県、後援:環境省、文化庁、時事通信社
- - 登録方法:公式ホームページからの事前申込みが必要です。
このフォーラムは、静岡の食と温泉をより深く知り、地域文化を楽しむ絶好の機会です。多くの方々の参加を期待しています。