福岡空港が導入する「落とし物クラウドfind」の新サービス

福岡空港に新たな技術導入

福岡国際空港株式会社（FIAC）は、株式会社findの「落とし物クラウドfind」を導入し、2025年11月20日からサービスを開始します。本システムは全国の3,500以上の拠点で利用されており、AIを活用したお忘れ物の管理や返却支援を行うものです。これにより、福岡空港内での忘れ物に関する問い合わせが、チャットを通じて簡単に行えるようになります。

導入背景と目的

福岡空港では、毎月約3,000件の忘れ物が発生し、その管理には多くの時間と労力がかかっています。また、利用者からの問い合わせや、警察への移管時に行う確認作業にも時間が必要です。ここで「落とし物クラウドfind」の導入が決定されました。他の交通事業者での導入実績として、このシステムにより、忘れ物が持ち主の手元に戻る確率が大きく向上しています。

インバウンド需要への対応

近年、増加し続けるインバウンド需要にも対応するため、本システムは日本語をはじめ、英語、中国語（簡体）、韓国語に標準対応しています。この多言語対応により、海外からの旅行者が増える福岡空港において、より良いサービスを提供できると期待されています。

サービスの詳細

利用開始日時

- 開始日時: 2025年11月20日（木）9:00

利用時間

- 受付時間: 24時間
- 対応時間: 9:00～22:00（21:00以降の新規問い合わせには、翌日9:00以降に順次回答）

対象のお忘れ物

本サービスでは、福岡空港内でお預かりした忘れ物を対象とします。ただし、税関構内や機内、航空会社カウンター、航空会社ラウンジは除外されます。

利用方法

サービスは福岡空港の公式ホームページからアクセス可能です。利用者はURLを訪れることで簡単に利用を開始できます。
福岡空港公式ホームページ

多言語対応の「find chat」機能

「落とし物クラウドfind」では、アプリをインストールすることなく、メールアドレスによる認証で簡単にチャットが利用できます。日本国内に住んでいる人々や、訪日外国人向けにおもてなしの心を持ったこの機能は、言語の壁を越えたサポートを提供します。

テクノロジーによる問題解決

「落とし物クラウドfind」は、落とし物を拾った方や忘れた方などの不安や悩みを解消することを目的としています。技術の進化を取り入れることで、利便性を向上させ、より多くのサービスと連携しながら、常にアップグレードが行われます。"落とし物"が発生する場所での迅速な対応を実現し、ユーザーの満足度向上や導入企業との信頼関係構築に貢献します。