株式会社Surg storageがIHU Strasbourgと医療動画データで提携を発表

株式会社Surg storageがIHU Strasbourgと提携



2024年12月4日、株式会社Surg storage(本社:千葉県柏市、CEO:平尾彰浩)は、フランスにあるIHU Strasbourg(Institute of Image-guided Surgery)への医療動画データの提供を始めることを発表しました。この取り組みは、国立がん研究センター東病院が推進する「S-access Japan」プロジェクトに基づいており、AIを活用した次世代医療技術のグローバルな発展を加速します。

提携の背景



Surg storageは、IHU Strasbourgの研究チームが主導するプロジェクトに対し、数百を超える医療動画データの提供を行っています。IHU Strasbourgは、内視鏡外科やロボット支援手術の分野で国際的に認められた研究機関で、最新のAI技術を用いた医療ソリューションの開発を行っています。この提携により、Surg storageのデータベースに含まれる6,000症例以上の高品質な外科手術および軟性内視鏡の動画が活用され、特殊な手術シーンの可視化が可能となります。

医療技術の進化


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IHU Strasbourgは、提供された医療動画データを利用して、内視鏡外科手術の精度を高め、効率化を図るための新しいAIソリューションの研究に取り組む予定です。さらに、日欧間での医療データ利用に関する課題解決のための枠組みの構築にも取り組み、今後の医療データの利活用において新たな提言が期待されます。

CEOのコメント



「IHU Strasbourgとの提携は、当社が構築してきた医療動画データベースの国際的価値を向上させる重要なステップです。これにより、日本発の医療データ活用モデルがヨーロッパでの医療技術の向上に貢献できることを信じています。また、医療データの二次利用に関して課題を抱える企業や研究機関が多い中で、この取り組みは新たなモデルの確立にもつながります」と平尾CEOは述べています。

提携の意義と今後の展望



この提携により、Surg storageは欧州におけるデータ提供ネットワークを拡大し、国際標準規格の策定にも積極的に協力していく方針です。これらの活動は、医療AIの技術展開を促進し、世界中の患者や医療従事者に利益をもたらすと期待されています。

またSurg storageは、医療データの利活用に向けた枠組みの整備にも力を入れており、他社との協業を通じたシナジーの創出にも注力しています。医療データの規制やルールに課題を抱える企業へのサポートを通じて、業界全体の発展に寄与することを目指します。

今後の展望



Surg storageは、IHU Strasbourgを通じて欧州市場でのデータ提供をさらに深化させ、2025年には北米やアジア市場への進出も計画しています。データ駆動型医療の進展をリードする企業としての役割を確立していくことが目指されているのです。

「S-access Japan」プロジェクトについて



「S-access Japan」は、先進的な医療機器・システム技術の開発に向けたプロジェクトで、日本国内の100以上の病院と提携し、産業利用可能な医療動画データベースの構築を進めています。

会社情報



株式会社Surg storageは2020年に設立されたベンチャー企業で、医療動画像データの収集、管理、提供を専門とし、様々な医療機関やAI開発企業にデータソリューションを提案しています。会社の詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
公式ウェブサイト

今後も、Surg storageは医療動画データの国際的な展開を目指し、人々の健康と医療技術の向上に貢献し続けるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社Surg storage
住所
千葉県柏市柏の葉6-5-1国立がん研究センター東病院 次世代医療機器開発センター2F  手術機器開発室1
電話番号
04-7197-3918

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