新たなドローン提携
2025-11-19 13:23:16

エアモビリティ環境を切り拓く新たなドローン運航システムの提携

近年、ドローンの利用が急速に拡大している中で、株式会社アイ・ロボティクスと光洋機械産業株式会社が、シンガポールのHeron AirBridgeと手を組み、戦略的な業務提携を結んだ。この提携により、先端的なドローン技術の共同開発と商業化を目指し、特に日本とシンガポール市場のニーズに応える運航ソリューションを提供することが期待されている。

Heron AirBridgeは、ドローンポートやリモートID技術を活用し、広範な空域管理を行うプラットフォームを開発している。「国境を越えて空をつなぐ」というビジョンのもと、アジア各国での自動運航標準化の推進にも力を入れている。

日本でもドローンの産業利用が進み、物流やインフラ点検、災害対応などの分野で活用が広がっている。こうした情勢の中、特に運航管理システムの高度化が求められており、両国の企業が連携することに大きな意味がある。

提携における具体的な取り組みとして、まず、Heron社のUTMプラットフォームとアイ・ロボティクスの自動化サービスを統合した共同研究が始まる。これによって、複数のドローンを同時に遠隔運航できる安全で管理されたシステムが構築される予定だ。

また、開発したプロダクトの市場展開も視野に入れており、日本、シンガポール、アジア太平洋地域における共同事業展開の可能性を探る。各国の規制や市場ニーズに基づいて、ターゲット内容の選定やビジネスモデルの策定が進められる。

さらに、実証実験も計画されており、ドローンフィールドKAWACHIでの様々なミッション管理や衝突回避シナリオを実施する予定だ。この実証実験は、関係機関とのニーズ把握やフィードバックを通じて、さらなる製品の精度向上に努める。

Heron社のドローン運航管理システムの導入により、アイ・ロボティクスでは、国内の自治体と連携して実証フィールドを整備し、さまざまなシナリオ下でのドローンの運用実績を積み上げている。一方、光洋機械は、長年の技術開発を土台に、国内外のネットワークを駆使して新たなビジネスモデルを築くことに尽力している。

この合意を基に、2026年以降、日本とシンガポールにおいての商用展開が本格化する予定であり、インフラ点検や物流などの分野において、ドローンの活用がますます一般化する見込みだ。今後両社は、ドローンを利用した新たな価値創造に向けた挑戦を続け、エアモビリティ市場における存在感を高めていくことだろう。環境条件に適した運航システムを刷新し、持続可能な社会に貢献することが求められる時代に、これらの取り組みがどのように結実していくのか注視したい。


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会社情報

会社名
株式会社アイ・ロボティクス
住所
東京都渋谷区道玄坂1-16-6二葉ビル GUILD Dogenzaka2階 6号室
電話番号

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