Armadillo-IoT G4
2021-09-09 14:30:01
エッジAI処理を実現する「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」登場!
エッジAI処理を手の届く価格で実現
株式会社アットマークテクノが新しく開発した「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」は、最新のエッジAI処理に対応したNPU(Neural Network Processing Unit)を搭載しています。この製品は、数多くの情報処理やデータ解析が求められる現代において、特に注目を集めています。
進化を続ける「Armadillo」シリーズ
2014年にスタートした「Armadillo-IoT ゲートウェイ」シリーズは、常に進化を遂げており、これが第4世代のモデルとなります。エッジコンピューティングの重要性が増している中、AIの処理能力や高速演算が求められています。複雑な処理をするには高速な並列処理が必要です。従来、CPUでの処理が行われてきましたが、よりスムーズな処理を実現するにはGPUやFPGAが一般的です。しかし、これらはコストや発熱の問題から普及が進まないという課題があります。
その点「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」は、NPUを搭載した最新のSoCを採用しており、極めて高い環境耐性(-20~+70℃)を持ちながらも、手頃な価格でエッジAI処理を実現しています。この点が、製品普及への大きな後押しになるものと期待されます。
最新技術を採用した高効率な演算
「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」は、NXPセミコンダクターズの最新アプリケーションプロセッサ「i.MX 8M Plus」を搭載しており、エネルギー効率の良い演算が可能です。このプロセッサは、TensorFlow LiteやArmNNなどのAIフレームワークに対応し、フルHD(1080p)のH.264エンコードやデコード機能も持ち、映像処理を行いながらAI処理も実施できます。
互換性のある多彩なインターフェース
この製品は、2つのGigabit Ethernet、USB3.0、HDMI2.0aインターフェースを備えており、視覚データの入出力が容易です。また、量産ボードとしての販売も行っており、MIPI-CSI カメラインターフェースやLVDS出力、GPIO/I2C/SPIなどの一般的なインターフェースが整っているため、さまざまな機器に組み込むことができます。
開発者に優しい新OSを搭載
加えて、「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」は、新たに開発されたIoT機器向けのOS「Armadillo Base OS」を搭載しています。このOSは、Linuxをベースにした軽量のもので、コンテナアーキテクチャを採用しているため、ソフトウェアのアップデートも容易です。IoT機器は長期間にわたって使われるため、持続的な運用が可能なシステムとして設計されています。
製品の展開と今後の予定
「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」の第一弾として、LANモデル開発セットが49,500円(税込)で2021年11月末の発売を予定しています。今後、LTE/5G対応モデルや、様々なインターフェースを持つ製品が続々と展開される予定です。また、秋には各種ウェビナーを通じて本製品の詳細が説明される予定です。
このように、アットマークテクノの「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」は、エッジAI処理に対する新しいソリューションを提供し、IoT分野での活用が期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アットマークテクノ
- 住所
- 北海道札幌市北区北十二条西4丁目1-6松﨑北12条ビル
- 電話番号
-
011-299-1501