渋谷発のITベンチャーが南紀白浜に新たな拠点を開設！

新たな働き方の提案：SAKURUGの白浜オフィス

株式会社SAKURUGが2020年11月1日に白浜町に「さくLab 兼白浜オフィス」をオープンしました。これは、リゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR」に位置し、ブロックチェーンに関する研究開発や東京本社の業務の一部を行う予定です。

テレワークの新たなアプローチ

テレワークの普及に伴い、働く場所の選択肢が広がっている一方で、「孤独感」や「コミュニケーション不足」といった課題が浮き彫りになっています。SAKURUGでは、サテライトオフィスを整備することで、こうした問題を解決する手助けを行い、普段とは異なる環境でリフレッシュしながら仕事ができるようにしています。

新しいコミュニケーションの創造と社内の一体感を高めることも、同社の重要な目標です。

なぜ白浜町を選んだのか

白浜町が選ばれた背景には、社員の健康とモチベーションを高めるために“働くロケーション”が大切だという考えがあります。白浜町の雄大な自然環境で「暮らしながら働く」スタイルを実現できる点が、同社にとって大きな魅力でした。

また、白浜町ではIT企業を誘致する取り組みが進行中で、すでに10社以上の移住が成功しています。この地域との交流を通じて得られる新しい発見も、企業活動に活かされることでしょう。

ワーケーションの実態

SAKURUGはワーケーションに関するアンケート調査を実施しました。全国の20代から40代の社会人500人を対象に行った結果、約67.2%が「ワーケーションに興味がある」と回答しました。しかし、実際にワーケーションを経験したことがある人はわずか7%と、実績は限られていることが明らかになっています。

ワーケーションの経験

調査によると、「ワーケーションをしたことがある」と答えた人は全体の7.0%。また、「まだしたことがないが予定がある」という人数も7.8%に留まっており、実際に実施されているケースはごく少数です。

20代の若者が最もワーケーションに興味を示しており、この年代では18.3%が経験者または予定のあることを明かしています。

支援と整備の実情

さらに調査では、企業によるワーケーション支援が十分でないことも浮き彫りになりました。「特になし」と答えた人が64.5%を占め、ワーケーション施設の整備がある企業は1割に満たないとの結果も出ています。

さくLab 兼白浜オフィスの詳細

このサテライトオフィスの所在地は和歌山県白浜町、特に都市部からもアクセスしやすい立地にあります。東京、または大阪からも短時間で訪れることができるため、多くの社員が利用しやすい環境とされています。

働くロケーションが企業成長の一因となることを期待し、SAKURUGは紀南地域での雇用創出を目指し新たな挑戦を続けています。シラコンバレーの実現に向け、地域との連携を強化しながら、サステナブルな働き方を推進していくことでしょう。