バンビシャス奈良、神田悠輝氏が退任
バンビシャス奈良は、ゼネラルマネージャー兼チームオペレーターの神田悠輝氏が契約満了に伴い、退任することを発表しました。神田氏は2017年から8年間にわたり、クラブの発展に寄与してきました。
神田氏は2014年から2017年まで群馬クレインサンダーズのゼネラルマネージャーを務め、その後、奈良のクラブに移籍。彼の在任期間中、バンビシャス奈良は厳しい経営環境の中でチームを編成し、運営してきました。また、Bリーグの2年目となる2017-18シーズンから様々な挑戦を乗り越えながら、チームを成長させてきました。
神田氏の思い
退任に際し、神田氏は「今季をもって、バンビシャス奈良のGMを退任することにいたしました」「チームに何かきっかけを作れるまで……」という思いをもってゼネラルマネージャーの役割を引き受けてから、8年目となるこの季節に、チームとしての成果を残すことができたことに誇りを感じていると語りました。特に、彼の師である小野秀二Hが退任するタイミングでの離任は、自身にとっても特別な意味を持つようです。
「私はこの8年間、たくさんの大変なことがありましたが、今はただ「やりきった」という実感しかありません。自分の感情を抑え、多くの選手やスタッフと共に戦ってきた日々は、私のプロとしての成長でもありました」と神田氏。
クラブからの感謝の言葉
バンビシャス奈良の代表である加藤真治氏は、神田氏の8年にわたる貢献を称え、「厳しい環境の中でも、諦めずに勝機を探し続け、チームづくりを行ってくれたことに本当に感謝しています」とコメントしました。加藤氏は神田氏の姿勢、自己犠牲の精神、そして“フォア・ザ・チーム”の意識を評価し、彼があったからこそ、数々の危機を乗り越えられたと伝えました。
クラブとしては、新たなシーズンに向けて神田氏が残したスピリットを引き継ぎ、次のチームづくりに尽力する考えです。「2024-25シーズンにはプレーオフに一歩近づくチームが作られました。今後のシーズンでもそのスピリットを活かして行きたい」と加藤氏。
新たな挑戦へ
神田氏はバンビシャス奈良に多くの成果をもたらし、数多くの選手やスタッフとの絆を深めてきました。彼が在籍していた8年間は、クラブにとっても大きな転機となる時代でした。新たな挑戦に踏み出す神田氏に、今後の活躍を期待すると共に、バンビシャス奈良としての未来に向けた期待も高まります。
最後に、神田氏のこれまでの長い旅路に対して、バンビシャス奈良を応援する全ての皆さんに感謝を伝えたいと思います。新たなシーズンも、バンビシャス奈良をよろしくお願いいたします。