インド最大のインキュベーションセンターT-Hubの来日
インドのハイデラバードに拠点を置くインキュベーションセンター「T-Hub」が、4月末から5月中旬までの期間に日本を訪れることが決まりました。本記事では、T-Hubの目的や訪問先、そして日本とのパートナーシップの強化に向けた取り組みについて詳しく解説します。
T-Hubとは
T-Hubは、インド最大のスタートアップエコシステムを持つ機関であり、世界中の企業や大学と連携を図り、イノベーションを促進する役割を果たしています。インクルーシブなプラットフォームを提供し、スタートアップの成長を支援するため、メンタリングや資金調達の機会を提供しています。
日本への来訪の背景
今回の来日は、T-HubのCEO カヴィクルット氏を中心に国際プログラム・ディレクターのプリヤンカ・ラヴァラ氏、国際プログラム・マネージャーのセツ・シャルマ氏と共に日本での連携を模索するためです。特に、日本の民間企業やスタートアップ、大学、政府機関との対話を通じて、長期的な戦略パートナーシップ形成を目指しています。
訪問予定の都市とスケジュール
T-Hubの代表団は、東京、名古屋、京都、大阪の4都市を訪問します。具体的なスケジュールは以下の通りです:
- - 大阪(4月29日~5月2日):EXPO 2025大阪・関西万博を視察。
- - 京都(5月3日~5月5日):各種スタートアップへの訪問。
- - 名古屋(5月6日~7日):地域の企業との対話を実施。
- - 東京(5月8日~5月16日):SusHi Tech Tokyo 2025を中心に、多様な機関との面談を予定。
目指す連携の形
T-Hubは、各都市においてインキュベーターやアクセラレーター、スタートアップハブといった施設を訪問し、ベンチャーキャピタルネットワークの分析や企業と大学によるスマートソリューションの開発に向けた議論を行います。また、日本のNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)とも面談を行い、政府支援の先端技術についての協議を行う予定です。
Indoboxとの連携
さらに、Indobox株式会社がT-HubとのMoU(覚書)を2024年5月に締結し、インドにおける法人設立を進めることが発表されています。Indoboxは、日本企業のインド進出を支援し、両国間のビジネスマッチングや教育研修プログラムを通じて相互の発展を促進することを目指しています。
面談希望者へのお知らせ
T-Hubとの連携や面談を希望される方は、Indoboxの担当者にご連絡ください。行程の都合上、面談ができない場合もありますので、予めご了承ください。連絡先は、Indobox ダイレクターの花岡 真理子(
[email protected])です。
まとめ
これからのインドと日本のスタートアップエコシステムにおける相互作用は、新しいビジネスチャンスを生み出す可能性があります。T-Hubの来日は、その一歩となることでしょう。日本市場とインド市場の架け橋となるべく、今後の展開に注目です。