道内大学生による「プチ選挙」の開催
8月19日、札幌市の東区民センターにて、大学生のためのイベント「プチ選挙」が行われます。このイベントは、NPO法人ドットジェイピー北海道支部が主催し、北海道内から集まった約40人の大学生が参加します。
大学生が政治に目を向ける
「プチ選挙」は、単なるイベントではなく、道内の大学生たちが自らの地域や政治に対して考えを深める機会を提供します。参加学生たちはあらかじめ用意されたテーマに基づき、政策を立案し、その提案を他の参加者やゲストとして来る道議会議員、市議会議員の前で発表します。これにより、参加者は単に知識を得るだけでなく、実際の政治の場でどのようにコミュニケーションが行われるかを学ぶことができます。
インプットからアウトプットへ
イベントは、前半と後半に分かれています。前半では、札幌市の公務員による出前講座が行われ、経済、教育、防災といった分野に対するインプットが行われます。その後、参加者はグループに分かれ、提案した政策やその広報方法について考えをまとめ、発表します。この過程を通じて、大学生は政策の考案や改善の方法を学び、広報の重要性にも気づくことができます。
投票のリアルを体験
イベントの大きな特徴の一つは、実際の投票を模したプロセスです。札幌市選挙管理委員会の協力を得て、投票記載台を設置し、参加者は自ら提案した政策に対して投票を行います。これは、実際の選挙の現場を体験するだけでなく、自分たちの提案が多くの人に受け入れられるかどうかを確認する貴重な機会でもあります。
政治に対する関心を喚起
このイベントの目的は単なる政策発表に留まりません。大学生たちが自らの地域に対する興味を持ち、選挙や政治についてしっかりと考えるきっかけを与えることです。若年層の投票率低下が問題視されている中で、参加学生は「なぜ自分たちの世代が投票しないのか」を再考し、選挙への意識が変わることを期待しています。
未来国会2024への準備
また、今回の「プチ選挙」は、国内最大の政策コンテスト「未来国会2024」に向けた予行練習も兼ねています。このコンテストでは、若者が理想の日本を目指し、30年後のビジョンや10年後の政策を提案して競い合います。学生たちはこのイベントを通じて、コンテストに向けた準備を進めることができます。
取材のお願い
本イベントに参加する大学生たちの思いや意見は、これからの日本に向けた重要な視点を提供します。若年層の政治参加を促すために、学生たちの声をぜひ取材していただきたいと思います。詳しい取材については、広報担当の渡部萌花までご連絡ください。
このイベントを通じて、地域の政治や政策に対する新たな視点を得ることが期待されており、参加者が成長する場となることを願っています。