RPA活用で業務改善を実現
最近、ワタショウ株式会社がアイク・ラボの提供するRPAソリューション「Robo LAUNCH」を導入し、年間1,670時間分の業務削減を達成しました。この取り組みは、飲食業界がコロナ禍から回復に向かう中での業務効率化の一環として注目を集めています。
業界の背景
ワタショウは北海道札幌市に本社を構え、業務用酒類や冷凍食品の製造・販売を行っている企業です。近年、飲食業界の回復が進む一方で、食品流通業全体では慢性的な人手不足が続いており、そのために一人ひとりの従業員が抱える業務の負荷が大きくなる状況が見受けられました。特に、早朝の受発注作業や複数のシステムを使い分ける必要があり、社員の業務負担が増加していました。
RPA導入の決定
こうした課題を解決するために、ワタショウは「業務フロー最適化の支援が可能」であるという理由から、アイク・ラボのRPAソリューションを採用しました。RPAはロボティック・プロセス・オートメーションの略で、定型業務を自動化することで効率化を図る技術です。具体的には、商品管理や伝票処理、受発注に関連する業務を自動化し、従業員の業務負担を軽減しました。
具体的な成果
1年間で、ワタショウでは18業務が自動化され、23体のロボットが稼動しています。これにより商品単価の修正やシステムへの転記作業が大幅に効率化されたといいます。また、異なるITシステム同士のデータ連携にもRPAが利用されており、従来は手間がかかっていたリアルタイムでのデータアップデートも可能となりました。
受発注業務の改革
ワタショウは特に受発注業務の見直しに力を入れており、顧客とのやり取りが重要ですが、従業員にとっては過重な負担でもありました。今までは、飲食店からの発注は電話やFAXで行われ、早朝の出勤や大量の手書きFAXによる手入力作業が必要でした。この負担を軽減するため、ワタショウはクロスマート株式会社のシステム「クロスオーダー」を導入し、RPAとの連携を進めています。これにより、発注を行う飲食店側にも楽な手続きが提供され、顧客満足の面でも改善が見られています。
アイク・ラボのサポート
アイク・ラボは、RPAの導入だけでなく、事業の成長に寄与する業務効率化についても計画し、実行をサポートしています。今後もユーザー企業の業務改革を支援し、より良い事業の発展を目指します。RPAソリューション「Robo LAUNCH」は、IT技術の活用により、業務のさらなる効率化を追求しています。
会社概要
所在地: 札幌市中央区南8条西4丁目 グランドパークビル3F
URL:
aiku.co.jp
所在地: 札幌市中央区南4条東4丁目
URL:
watasho.com
所在地: 東京都中央区日本橋1丁目2−19 日本橋ファーストビル9階
URL:
xmart.co.jp
RPA技術を駆使して業務の効率化を図り、社員の負担を大幅に軽減したワタショウの取り組みは、他の企業にとっても大きな参考になります。今後の展開に期待が寄せられています。