Hello, Yaponiya
2023-08-28 10:00:02
日本企業が求める東欧IT人材が急増中!Hello, Yaponiyaの第1期募集結果
日本企業が求める東欧IT人材が急増中!Hello, Yaponiyaの第1期募集結果
2023年6月から7月にかけて実施された「Hello, Yaponiya」の第1期募集に、東欧18カ国から287名の高度IT人材が応募しました。このプログラムは、日本企業での就業を希望する理数系高等教育を受けた人材を対象としており、前回の応募者数から約40%の増加を見せました。特に、266名はエンジニアとしての経験を持ち、残りの21名はUI/UXデザイナー、プロジェクトマネージャー、ゲームデザイナー、コンテンツマネージャーなど多様な職種からの応募がありました。
エンジニアのレベルとその背景
この募集では、エンジニアを「ジュニア」「ミドル」「シニア」に分類しています。ジュニアは指導を受けながらコードを使えるレベル、ミドルは業務歴3〜4年で独自にコードを記述できる能力を持ち、シニアは5年以上の経験を持つ専門家を指します。応募者の内訳は、ジュニアが44.4%、ミドルが29.3%、シニアが26.3%と報告されており、ミドルとシニアの合計は55.6%を占めています。
東欧では、社会人になると比較的早い段階からシニアレベルの技術力が期待されるため、通常の労働市場とは異なる特異性があります。通常、新卒のエンジニアが数年の実務経験を持つことが多く、教育段階から非常に高いスキルを得ているのです。特に、STEM教育が根付いた環境ではこの傾向がさらにはっきりと見えます。
開発言語と専門分野
応募者が得意とする開発言語のトップは「JavaScript」で44.4%、次いで「Python」が19.9%、続いて「Java」が10.2%という結果です。これは、日本企業でも需要が高い言語であるため、採用側にも喜ばれる傾向が見受けられます。
専門分野においては、「フロントエンド」が29.7%で一番多く、次いで「フルスタック」が18.8%、「バックエンド」が17.7%、データサイエンス/機械学習が10.9%と続いています。幅広い技術力を持つエンジニアが集まっていることがわかります。
学歴と月収
応募者の最終学歴で最も多いのは学士号(57.9%)で、修士号(19.9%)を持つ人もいます。博士号を有する人材は0.8%であり、全体において高い教育を受けた人材が集まっていると推測されます。また在学生も6%含まれており、新卒としての道を模索している方も少なくありません。
月収に関しては、最も多い層は「$1000-2000」で32.0%。次いで「$2000-3000」と「$1000未満」が22.6%となっています。このデータは日本企業にとって、高い技術力を備えたエンジニアを比較的リーズナブルに採用できる可能性を示唆しています。
語学力
日本語能力に関するデータでは、応募者の約30%が日本語コミュニケーション可能という結果が出ています。特に、入門レベルの「Elementary(N5)」を保持する人は17.7%で、より高いレベルとなると、日常会話やビジネスシーンで通用するレベルの人材もいます。英語力に至っては、約80%が日常業務を国際的にこなせるレベルであり、これもまた日本の企業にとって魅力的な要素となります。
まとめ
「Hello, Yaponiya」は、東欧の高度IT人材が日本企業で活躍するための重要な架け橋となるプログラムです。彼らの優れた技術力や高い教育背景は、日本市場で重宝されること間違いありません。今後、さらなる募集が期待される中で、日本企業と東欧の優秀な人材との新たな出会いが生まれることに期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社People Cloud
- 住所
- 島根県出雲市駅北町10-3アトネスいずも内
- 電話番号
-
050-5359-5550