新たな時代を切り開く「保育ICT検定 上級」
2025年7月、一般社団法人保育ICT推進協会がリリースする「保育ICT検定 上級(保育DX推進リーダー検定)」が、保育業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。このオンライン資格は、保育現場でのICT活用を促進し、実践的なリーダーを育成することを目的としています。
保育現場の課題を乗り越えるために
近年、保育業界は業務負担の増加や職員の不足といった深刻な問題に直面しています。ICTを利用した業務改善が求められる中、実際には知識や人材の不足により導入が進まないというジレンマも存在します。このような背景から、保育ICT推進協会は「保育ICT検定 初級」や「中級(保育ICTリテラシー検定)」を提供し、多くの保育関係者に支持を受けてきました。
「保育ICT検定 上級」は、これらの検定の上位資格として設計されており、保育現場の課題を主体的に捉え、全体の業務改善をリードできる人材を育てることを目指しています。
資格の具体的な内容
この資格検定では、以下のような内容に焦点を当てています。
- - 保育士が保育に専念できる環境づくり: ICTを活用した業務の効率化が進むことで、保育士は本来の業務に集中できるようになります。
- - ICT活用の浸透: 園全体がICTを理解し、活用できるようになることを目指します。
- - DXの実現に向けた組織改革: デジタルトランスフォーメーションを推進するための考え方や手法を学びます。
この資格は、ICTを使って業務改善を図りたい方にとって、非常に実践的で有益な内容です。
誰に向いている検定か
この検定は以下のような人々に特におすすめです。
- - ICT導入や改善をリードしたい保育関連の方
- - 職員研修やチームマネジメントを担当している方
- - 現場の実践とICTの弁護士になる役割を担いたい方
検定の特徴と概要
「保育ICT検定 上級」には、事前講座と試験が組み合わさった形式が採用されており、学習の定着を支援します。以下の点が含まれています:
- - 学びを深める事前講座
- - DXの考え方の理解
- - 業務負担軽減のためのアプローチ
- - 組織作りやマネジメントの実践力
- - 個人情報保護と情報セキュリティの基礎知識
- - 実際のトラブル事例を通じての学び
検定の基本情報
- - 名称: 保育ICT検定 上級(保育DX推進リーダー検定)
- - 対象: ICT推進担当・園長・主任・リーダー
- - 試験形式: オンライン選択式(事前講座+試験)
- - 出題数: 90問
- - 合格基準: 総合得点70%以上
- - 講座時間: 約6時間30分(全14本)
- - 受験料: 22,000円(税込)
- - 申込・詳細: 公式サイトへ
法人情報
一般社団法人 保育ICT推進協会は、愛媛県西予市に本社を置き、2021年に設立されました。保育ICTに関する研修やコンサルティングの提供、自治体との協働によるDX推進事業など幅広い活動を行っています。
未來の保育業界を担う人材を育成する「保育ICT検定 上級」。この資格がもたらす影響は、保育現場の質の向上だけでなく、職員の働きやすさにも寄与し、保育環境全体の発展に貢献することが期待されます。