フォルクスワーゲンジャパンは、長年にわたって愛されてきた「ワーゲンバス」の伝説を受け継ぎ、現代版のフル電動ミニバン「ID. Buzz」を日本市場にローンチしました。この記念すべき発表は、全国の正規販売店で商品の注文受付が開始され、出荷は今夏の7月下旬からの予定です。
「ID. Buzz」は、1950年代に生産が開始された「Type 2」のデザインを現代風にアレンジしたもので、そのアイコニックなデザインは今でも多くのファンを魅了しています。特に、特徴的なフロントフェイスやVWのブランドロゴ、ツートンカラーの色合いは、どこか懐かしさを感じさせつつ、新しいテクノロジーとの調和を見せています。
ゆったりとした室内空間と快適な乗り心地
「ID. Buzz」の室内は、現代的なラウンジスタイルが取り入れられ、多様なシートアレンジが可能です。6人乗りのノーマルホイールベースと、7人乗りのロングホイールベースの2バリエーションが用意されており、最大2,469リットルの荷室を確保しています。さらに、パワースライドドアやテールゲートの便利な機能も搭載されており、乗員の出入りや荷物の出し入れが非常に楽です。
スピーディーな充電を実現
「ID. Buzz」には、91kWh(ノーマルホイールベースは84kWh)のバッテリーが装備され、140kWから150kWの急速充電に対応しています。この高い充電能力により、外出先での充電が迅速に行え、利便性が大幅に向上しました。また、特定の条件を満たせば、フォルクスワーゲングループの急速充電器での充電が最長1年間無料で利用できる特典もあります。
デザインと性能の融合
外装のデザインだけでなく、「ID. Buzz」は走行性能にも注力しています。最高出力210kW(286ps)、最大トルク560Nmを誇る電気モーターが後輪を駆動し、力強く快適な走行を実現。そのフロアに搭載されたバッテリーによる低重心化と優れた重量配分が、快適な運転感覚をもたらします。また、空力性能にも配慮されており、Cd値は0.285(欧州仕様)が実現されています。
最新の運転支援技術
「ID. Buzz」には、「Travel Assist」や「Lane Assist」といった最新の運転支援機能が標準装備されています。プロモデルには、ステアリングヒーターの他、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」やリラクゼーション機能を備えた快適装備が搭載され、長時間のドライブでも安心して過ごせます。
このように、「ID. Buzz」はただの電動車に留まらず、フォルクスワーゲンの新たなアイコンとしての役割を果たします。現在も多くの人々に情熱と思い出を与える「ワーゲンバス」の伝説は、現代のテクノロジーによって再び新しい価値を生み出しているのです。公式サイトでは、詳細な情報やスペック、オプションなどもご確認いただけますので、ぜひご覧ください。これからの「ID. Buzz」の活躍にも注目です!
※電動車に関する性能値は、使用環境や運転方法により異なる場合があります。規定の試験条件に基づくデータであるため、自分にとっての最適な活用方法を見つけることが大切です。