新刊書籍の登場
2024年12月4日、株式会社コトノネ生活から新刊書籍『わたしからはじまる わたしたちを育む働き方 ~ つながり、編み出す、協同労働の生きる力~』が出版されます。本書は、ワーカーズコープ連合会の理事長であり、協同労働のパイオニアでもある古村伸宏が、5名の研究者や活動家との対談を通じて、私たちの「働く」ということについて考察します。
働き方の課題を考える
私たちは今、どのように働くことを楽しんでいるのでしょうか。もし今の働き方に疑問を感じているなら、その理由を考えてみませんか。多くの人が「お金のために働いている」と割り切りながらも、心のどこかで満足できていないことが少なくありません。生活との不均衡、厳しいノルマ、自分の代わりは無数にいるように感じられる労働環境。これらの課題は、働くことへの不安や自己実現の希望を奪ってしまっています。
本書は、そうした現代社会の問題を浮き彫りにし、その根源にある「働くこと」の意味を見つめ直す試みです。
協同労働の可能性
本書では、特に「協同労働」という働き方に焦点を当てています。これは、従来の雇用形態や個人事業とは異なり、フェアな人間関係に基づいて労働を行うスタイルです。自分自身が事業運営に関与し、地域社会に貢献しながら働くことができる、この新しい形態の可能性を探るのが本書の目的です。
古村氏は、38年間の「協同労働」の実践から得た知見を通じて、さまざまな視点から「協同労働」を問い直します。対談に参加する小野りりあん、斎藤幸平、伊藤亜紗、藤原辰史、広井良典とともに、協同労働がもたらす豊かな社会像を描き出すことでしょう。
みんなのための社会の実現へ
「私」と「私たち」との結びつきを大切にし、全ての人にとって心地良い働き方を模索していくことが、本書の大きなテーマです。これを通じて、私たちが持つ希望や可能性を見つけることで、より良い社会への道が開かれるでしょう。
木製のページから広がる新たな視点
この本は、260ページにわたり「協同労働」の意義を探る構成となっており、ISBN番号978-4-907140-54-0として、2,200円で販売されます。
終わりに
新たな働き方を模索する人々にとって、本書はまさに必携の一冊です。詳しくは
こちらから購入できます。古村伸宏氏と5人の研究者たちが描く未来の働き方を感じてみてはいかがでしょうか。