持続可能な水素社会の実現に向けた三菱化工機の取り組み
三菱化工機株式会社(以下、当社)は、水素社会の実現を目指し、新たに水素関連のファンドに出資しました。このファンドは一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)および株式会社アドバンテッジパートナーズ(AP)とともに設立されたもので、水素関連事業の発展を後押しすることが目的です。
水素バリューチェーン推進協議会とは
水素バリューチェーン推進協議会は、水素エネルギーの導入と普及を進めるための組織です。当社はこの協議会の理事会社に名を連ね、さらなる連携を目指しています。今回のファンド「Japan Hydrogen Fund, L.P.」は、水素の「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」という各プロセスに必要な投資を行い、これによってグローバルな水素供給網を築くことを目指しています。
水素ファンドの特徴
本ファンドは、出資することで、JH2Aに所属する他の企業との連携チャンスが増え、水素関連の情報にアクセスできるメリットがあります。さらに、ファンドからのリターンを期待しつつ、水素のサプライチェーンへの参加やパートナー企業との新しいアライアンスの形成が期待されているのです。
60年の経験を生かして
当社は、1964年に日本国内初の天然ガスを原料とした水素製造装置を開発して以来、約60年にわたり水素関連事業を展開しています。この長年の経験を生かしながら、持続可能な社会を実現するための重要なエネルギー源として水素を位置づけ、様々な取り組みを進めています。
SDGsへの貢献
今回の取り組みを通じて、当社はSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも寄与していきます。具体的には、
- - 目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- - 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
- - 目標13 気候変動に具体的な対策を
- - 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
等の目標に向けて取り組むことが期待されています。
当社は今後も、このファンドを活用しつつ、水素エネルギーを中心とした持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けてまいります。
まとめ
三菱化工機の取り組みは、水素社会の実現に画期的な一歩として評価されており、未来のエネルギー産業における重要な役割を果たすことが期待されています。