ヌーラボの新たな調査結果が浮かび上がらせるマネジメント業務の実態
福岡県福岡市に本社を置く株式会社ヌーラボが実施した「マネジメント業務に関する調査」によると、役職者や管理職の多くは日常業務に多くの時間を費やしており、本来担うべきマネジメント業務に充てる時間が限られていることが明らかになりました。今回の調査は、従業員数30名以上の企業で働く1,100人を対象に行われ、彼らの時間の使い方や業務に対する意識が明らかになりました。
管理職が抱える業務の時間配分
調査結果によると、役職者の72.5%が業務時間の半分以上を実務に費やしていると回答しました。これは、実務が9割以上であると考えている管理職が24.3%にのぼる一方で、マネジメント業務がそれ以上の割合を占めるのはわずか24.6%であることを示しています。このことから、役職に就いているにもかかわらず、実務の負担が非常に大きく、マネジメント業務に必要な時間が不足している現実が見えてきます。
手放したい業務のランキング
調査では、管理職が「自分で担う必要がない」と考えている業務のトップは議事録の作成と共有(55.1%)、続いてタスクの期限を過ぎた場合の催促(54.5%)、さらに情報の取りまとめ(53.8%)が挙げられました。一方で、自分が行うべき業務と考えられているのは、抱えている案件の遂行(40.4%)と進捗確認(38.2%)です。これは、業務が進む中での進捗確認は重要視されている一方、報告や情報整理などの業務は他の人にも任せられると考えられていることを示しています。
会議の実態と報告の負担
進捗確認のための会議では、実に4人に3人が会議時間の半分以上を報告を聞く時間に使っていると回答しています。 この調査から、マネジメント業務の効率化が必要であり、進捗確認の手法を見直す必要があることが浮き彫りになっています。
生成AIの活用状況
また、管理職における生成AIの活用状況も重要なトピックです。35.0%の役職者が「会社として導入しており、自分の業務でも日常的に使っている」と回答しました。しかし、18.1%は導入しているがほとんど使っていないとし、23.8%は全く業務に利用していないと述べています。即ち、生成AIを活用することで業務を効率化するスキルが不足していることが問題視されているのです。
今後の展望
この調査結果を受けて、ヌーラボは2026年12月10日に専門家が集まり、議論を交わすオンラインカンファレンス「PROGRESS Leaders Festival by Backlog 2026」を開催予定です。多くの課題を抱えるマネジメント業務について、AIの活用や会議の意義などをテーマに深い議論が行われることでしょう。
調査結果のまとめ
この調査は、役職者や管理職が直面している業務の現状を浮き彫りにし、時代に即した効率的なマネジメントのあり方を模索するきっかけとなることでしょう。マネジメント業務の改善は、組織全体の生産性向上にもつながるため、引き続きこの問題に対する関心が高まりそうです。詳しい調査結果は、ヌーラボが公開したレポートで確認できます。