ダスキン レントオールと減災ソリューションズが締結した相互協力協定
2023年6月27日、株式会社ダスキン(大阪府吹田市)が展開するレントオール事業は、株式会社減災ソリューションズ(東京都千代田区)と『防災・減災への取り組みにおける相互協力協定』を締結しました。この協定は、両社が持つ防災や減災に関する知識やネットワークを相互に利用し合い、地域の防災力を向上させることを目的としています。
背景と取り組みの意義
近年、台風や豪雨、そして大規模地震の脅威が高まっている中、防災の重要性がますます増しています。これを受けて、政府が設立を目指す「防災庁」にも期待が寄せられています。ダスキン レントオールは、2022年から「防災サポートサービス」を開始し、避難所の設営や物品の貸出、さらには衛生管理や高齢者支援といったサービスを提供しています。また、地域の防災訓練をサポートするために自治体との「災害協定」を締結し、地域の防災意識を高める活動も強化しています。
協定の主なポイント
今回の協定により、ダスキン レントオールと減災ソリューションズは、両者の知見を基に地域の防災力をさらに高めることを目指します。特に、地域自治体や企業に向けた取り組みが強化され、多くの方々が防災に関する意識を高めることが期待されています。
今後の展開
ダスキン レントオールは、減災ソリューションズと協力し、今後3つのパッケージを展開予定です。
1.
地域減災パッケージ:効果的な防災訓練の企画・運営をトータルでサポート。
2.
災害対策本部運営パッケージ:災害発生時の意思決定を迅速にするための訓練サポート。
3.
避難所運営パッケージ:避難所の立ち上げから運営までを実践的に訓練。
ダスキン レントオールが提供する「Rescue Training Module 🄬」は、実戦的な救助訓練を行うための装置であり、全国で提供が開始されます。このモジュールを活用することで、高度な訓練を低コストで受けることが可能となります。
各社の意見
減災ソリューションズの社長、加古嘉信氏は、今回の協定について「地域に根ざしたダスキンと弊社の知識を融合させることで、社会全体の防災意識と対応力の向上に寄与する重要な第一歩」と位置づけています。ダスキンの社長、大久保裕行氏も「防災訓練を通じて、地域の人々の意識向上を図る」と強調し、さらなる地域協力への意志を示しました。
おわりに
ダスキン レントオールと減災ソリューションズの協力は、今後の地域防災体制の強化において重要な役割を果たすことでしょう。このような取り組みを通じて、地域社会の安全・安心が確保され、多くの人々が安心して暮らせる環境が整うことを期待しています。