グローバルセキュリティエキスパートとレオンテクノロジーが手を組みホワイトハッカー育成へ

セキュリティ人材育成に向けた新たな一歩

近年、情報セキュリティの重要性が高まる中で、脆弱性への対策や防御手段の向上が急務となっている。そんな中、グローバルセキュリティエキスパート株式会社（以下、GSX）と株式会社レオンテクノロジー（以下、レオンテクノロジー）が手を組み、セキュリティ人材の育成に向けた新たな取り組みを開始した。

EC-Councilの認定ホワイトハッカー講座開始

GSXはEC-Councilの日本総代理店として、レオンテクノロジーがEC-Councilの公式ATC（Accredited Training Center）パートナーに認定されたことを発表した。この連携により、「認定ホワイトハッカー（CEH：Certified Ethical Hacker）」講座が新たに提供されることとなる。ホワイトハッカーは、通常のセキュリティエンジニアとは異なり、攻撃者の視点を持ち合わせているため、防御策の強化に特化した技術を習得することが可能である。

レオンテクノロジーの実績と強み

レオンテクノロジーは、金融機関や大手製造業、医療機関に向けて、脆弱性診断やペネトレーションテストなどの高度なセキュリティサービスを提供してきた。特に近年ではフォレンジックの案件が増加しており、実際のケースを元にリアルな攻撃者視点を基にした提案力を強化している。これにより、より実践的なセキュリティ対策を顧客に提供できる。

CEH講座の内容と効果

CEH講座では、ホワイトハッカーとして必要な知識や攻撃手法、さらにはその防ぎ方を網羅的に学ぶことができる。参加者は、CEH認定講師で現役のセキュリティエンジニアから実践的な指導を受けながら、スキルを身につけることができる。ホワイトハッカーとしての能力を高めるだけでなく、日本全体のセキュリティレベルの向上にも寄与することを目指している。

CEH資格取得のためのステップ

CEH資格を取得することで、受講者は一歩進んだセキュリティの専門家としてのスキルを得ることができる。合格後には実技試験(CEH Practical)に合格することで、CEH Masterとしても評価される。こうした資格取得を通じて、実践的な経験を持つホワイトハッカーの育成が進められ、ますます厳格化する情報セキュリティの基準に応える人材が輩出されることが期待される。

受講対象者と講座の意義

CEH講座の受講を推奨する対象者には、ペネトレーションテスターやSOCアナリスト、セキュリティエンジニア、デジタルフォレンジック担当者など、幅広い分野の専門家が含まれる。これらの専門性を持つ受講者が集まることにより、多様な視点からのセキュリティ対策の議論が進むことが期待される。

この講座は、グローバルセキュリティエキスパートとレオンテクノロジーの提携によって、今後ますます重要な役割を果たすことになるだろう。