沖縄テレビとアイリッジが業務提携を発表！デジタル戦略の新たな展開へ

沖縄テレビ放送株式会社（沖縄県那覇市）と株式会社アイリッジ（東京都港区）は、新たなデジタル戦略事業の展開に向け、業務提携の契約を締結しました。この提携は、アプリビジネスと会員プラットフォームのビジネス拡大を目指すもので、両社が協力して進行していくことを目的としています。

業務提携の背景

最近、インターネットやSNSの普及に伴い、従来のテレビや新聞などのメディアが提供してきた「希少性」が失われつつあります。視聴者は情報過多の中で価値ある情報を選び取る傾向が強まっており、従来の広告モデルは限界を迎えています。その結果、メディアは情報を一方的に発信するだけでなく、それぞれのユーザーに最適化された情報を提供することが求められています。このような背景を踏まえ、沖縄テレビはアプリデータを駆使した顧客コミュニケーションにおいて豊富な知見を持つアイリッジとの連携を決定しました。

業務提携の内容

沖縄テレビは、アイリッジをデジタル戦略事業の伊アシスタントとして位置付け、ビジネス推進に関わる人的リソースや知見を交換します。また、両社は沖縄エリア特化型Webメディア「OKITIVE」においても共同で運営を行っており、こちらは現在成長段階にあります。「OKITIVE」は沖縄に関する情報をあらゆる切り口で提供し、視聴者と沖縄とのつながりを強化することを目的としています。さらに、沖縄テレビは2025年内に新たな会員制アプリメディアを構築する予定であり、これにより視聴者との信頼関係や利用頻度を高め、収益性の向上を図ります。

沖縄テレビの魅力とアイリッジの役割

沖縄テレビは1959年に設立され、長年にわたり地元の視聴者に親しまれてきた放送局です。ニュースやバラエティ番組、スポーツなど多様なコンテンツを提供しつつ、今後のメディア環境の変化に適応するために新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。それに対してアイリッジは、アプリビジネスとビジネスプロデュース支援を通じて、企業のDXを促進する企業であり、特に外部メディアへのコンテンツ販売や共同運営において強力なサポートを提供します。

OKITIVEについて

「OKITIVE」は沖縄のヒト・モノ・コトをテーマにした沖縄エリア特化型メディアで、情報の提供を通じて沖縄をもっと知り、楽しむ機会を提供しています。沖縄テレビが開局60周年を迎えたことを契機に、能動的な情報収集を求める視聴者との接点を結ぶ新たなプラットフォームとしてスタートしました。豊富な地域情報を持つ沖縄テレビだからこそ提供できるコンテンツを浸透させ、より多くの人々に沖縄の魅力を伝えていくために活動しています。

この業務提携は、これからのメディアの在り方を再定義し、視聴者一人ひとりとの関係を深めるための重要なステップです。沖縄テレビとアイリッジの連携がどのように進化し、新たなビジネスの形を生み出していくのか、今後も注目が集まります。