日清医療食品が提案する新しい食事サービス
日清医療食品株式会社は、2025年2月26日から28日に開催される「メディケアフーズ展2025」に、医療・福祉の未来を見据えた新しい食事サービスモデルを出展します。この展示会は、高齢者食や介護食、病者食に関する最新の情報や製品が集結するイベントで、会場は東京ビッグサイトです。
食事サービスの背景
現在、医療・福祉業界は多くの課題に直面しています。スタッフの高齢化や人手不足、また、利用者の低栄養状態の増加などが大きな問題となっているのです。日清医療食品では、これらの状況を踏まえ、一日約100万食を病院や高齢者施設に提供する社会のインフラ企業として、従来の食事サービスのあり方が危機的状況にあるという認識を持っています。この新しいサービスは、これからの時代に即した持続可能な食事モデルであり、社会に必要とされるものです。
シン・食事サービスの特徴
展示会では、持続可能な新しい食事サービス「シン・食事サービス」の全容が示されます。このサービスは、以下の4つの要素から構成されています。
1. 料理の開発
日清医療食品では、味の素や伊藤ハム、ニッスイなどの17社と共同で料理の開発を行っています。おいしさや栄養バランス、食べやすさ、食べさせやすさにこだわったミキサー食やキザミ食を紹介し、試食も行う予定です。
2. 業務の効率化
現場作業を再現する「ライブキッチン」が設置され、前日に準備された食事を、タイマー予約を通じて冷蔵、再加熱、保温する「リヒートウォーマー」を使用して実演します。これにより、業務を効率化し、作業負担を軽減します。
3. 低栄養解消
食事の摂取に関する新しいアプローチとして、「時間栄養学」を導入します。これは、人の体が持つリズムに基づき「いつ」「なにを」「どのように」食べるかに着目した学問です。第一人者である柴田重信教授がその詳細を解説し、低栄養の解消に向けた具体策を提案します。
4. デジタルトランスフォーメーション(DX)
日清医療食品は、栄養士が現場にいなくても栄養管理ができる仕組みを提案します。これにより、都市部だけでなく、地方・過疎地における食事サービスの提供体制も強化します。
展示会情報
「メディケアフーズ展2025」は、以下のように開催されます。
名称: メディケアフーズ展2025(第17回)
会期: 2025年2月26日(水)・27日(木)・28日(金) 10:00-17:00
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会場: 東京ビッグサイト 東ホール 日清医療食品ブース
この展示会で、日清医療食品が提供する新しい食事サービスの未来をぜひ体感してみてください。高齢者や病者を支えるための持続可能な食事が、どのように形作られているのか、その詳細を知る貴重な機会です。