DropboxがAI機能「Dropbox Dash」を導入
Dropbox Japan株式会社は2023年10月、最新のAI機能「Dropbox Dash」について発表しました。この機能は、Dropbox内で利用できるようになり、既に米国の一部ユーザーには提供が始まっています。今後、さらに多くのユーザーに展開する計画で、業務効率化を図ることが期待されています。
Dropbox Dashの特徴
Dropbox Dashには、スマート検索、インテリジェントな整理機能、そして時短を目的とした要約機能が搭載されています。これにより、ユーザーはDropboxに保存された資料やメディアに基づいて文脈に沿った情報を取得できるようになります。また、既存のアカウントに保存されているすべてのコンテンツが学習対象となるため、利用を重ねることでDropbox Dashはより賢くなり、精度の高い検索結果を提供してくれるのです。
この新しい機能は、米国のユーザーに既に利用が開始されており、今後先行利用を希望する日本のユーザーも順番待ちリストに申し込みが可能となります。
簡単にセットアップできるアプリ版
Dropbox Dashはアプリ版も登場し、米国ではSales部門を介さずにダウンロードが可能です。数分でセットアップが完了し、チームの規模も問わず簡単に導入ができます。このアプリは、高性能な一般向けAIツールではなく、業務に特化した文脈を理解するように設計されています。Dropbox Dashは、日々使用するツールと連携し、パーソナライズされた検索エンジンとしても機能します。
業務効率化を支援するDropbox Dash
日本国内のナレッジワーカーにおいて、AIの業務としての利用の期待値は83.5%にも上りますが、セキュリティへの懸念も存在します。Dropbox Dashは、ユーザーのデータを販売したりAIモデル構築に利用しないため、安全な利用が保証されています。
主な機能
- - 自然言語での検索: あたかも同僚に質問するかのように、自然な言葉で検索可能です。例えば、「クライアント提案書の最新バージョンの更新内容を教えて」と聞くだけで必要な情報が得られます。
- - リアルタイムでの整理・共有: Stackを使えば、プロジェクトに関連するファイルや情報をリアルタイムで整理し、チーム全体で最新の情報にアクセスできます。
- - アクセス管理機能: Dropbox Dashはプライバシーとセキュリティを重視しており、ユーザーのデータが安全に管理されます。
さらに、DropboxはAIスタートアップのMobius Labsと提携し、マルチモーダル機能を強化しています。これにより、動画、音声、画像を含む複雑な情報の検索もスムーズに行えるようになるでしょう。
利用開始方法
Dropbox Dashを利用してみたい方は、先行利用の順番待ちリストに登録することが可能です。また、アプリ版の無料トライアル版も発売されており、さまざまな業務環境でAIを活用するチャンスが拡がっています。詳細情報は
公式サイトで確認できます。
Dropboxは、プライベートと仕事両方のコンテンツを整理し、生産性を向上させるためのツールを提供し続けています。これにより、ユーザーがよりスマートに働ける環境を実現していくことでしょう。