京都で国宝がアニメーション化される！KYOTO NIPPON FESTIVAL 2019の魅力とは

国宝がアニメーション化！KYOTO NIPPON FESTIVAL 2019

2019年10月25日（金）から12月8日（日）まで、京都の北野天満宮にて「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2019」が開催されます。主催は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントを中心とした実行委員会で、今回のテーマは「国宝をアニメートする」です。

本イベントは、京都の学問の神様、菅原道真公を祀る北野天満宮で実施されます。この地は昔から、参拝だけでなく、絵画や音楽、スポーツの発表が行われてきた文化的な場であり、今回の祭りもその歴史を感じさせる内容となっています。注目されるのは、北野天満宮の秘蔵する国宝「北野天神縁起絵巻」です。本絵巻は、菅原道真公の生涯や北野天満宮の由来を圧倒的な筆致で描いています。

今回の祭りでは、現代のイラストレーター6人がこの絵巻を新たな解釈で描く「現代版北野天神縁起絵巻」の制作が行われます。これにより、昔の文化が現代の視点から生まれ変わる様子を楽しむことができます。

さらに、人気アニメ『ソードアート・オンライン』とのコラボ企画も展開され、北野天満宮の貴重な国宝がアニメのキャラクターたちによって語られます。この企画では、北野天神神話とアニメの世界を融合させた新たな視点での解説が行われ、独自のサウンドドラマも展開される予定です。

また、世界的に評価されているイラストコミュニケーションサービス“pixiv”とのコラボにより、「初音ミク」をテーマにしたイラストコンテストも開催。ここでは、平安時代の和歌の名人「三十六歌仙」に倣い、イラストの名人が選ばれ、各作品が展示されるほか、特別展示も行われる予定です。

さらに、華道の伝承から550年にわたり人々の心をつかんできた「華道家元池坊」が協力して、革新的な生け花を特別展示します。これまでに培われた伝統文化とポップカルチャーが交わり、新しい感覚での生け花を楽しめる機会となるでしょう。

「KYOTO NIPPON FESTIVAL」のキービジュアルも特筆すべき点です。初音ミクと共に、北野天満宮の美しい背景を舞台にしたビジュアルが制作されました。イラストは、デザイン界で注目のRellaが担当し、印象的なビジュアルが発表されています。

この様々な文化的展示を通じて、日本の伝統を新しい形で感じられる「KYOTO NIPPON FESTIVAL」。チケット情報や詳細は公式サイトで発表される予定ですが、早期の完売が予想されますので、興味のある方は早めにチェックすることをお勧めします。