KAISO BANKの新型海藻カートリッジとは
KAISO BANKがこの度、海藻カートリッジの新モデルを開発し、その実証を始めました。この新しいカートリッジは、特に海藻育成の効率を高めることを目指して、設計の全面的な見直しが行われました。旧モデルはコンクリート製で300gの重さがあり、作業の効率性に課題がありましたが、新モデルでは軽量化が図られ、さらに種苗を取り付けやすい形状に改善されています。
改良POINT
新型カートリッジの最大の特長は、次の3つの改良ポイントです。
1.
軽量化による作業効率の向上
新モデルは手のひらに収まるサイズに設計され、種糸の取り付けが容易になったことで、作業の効率性が大きく向上しました。
2.
環境に優しい素材
新型には環境負荷の少ない海洋生分解性プラスチックが使われており、持続可能な資源利用の観点からも非常に有望です。
3.
メンテナンスの簡略化
専用パレットを用いることで、育成管理が簡単になり、コストや手間の削減が可能です。
中間育成の状況
実証プロジェクトは、山形県小波渡漁港や岩手県只出漁港において進められています。ここでは、ワカメやアラメの種苗が新型カートリッジを用いて育成されています。数週間から数ヶ月で成長した種苗は、基盤ブロックなどへ移植され、環境に優しい藻場の造成が進められます。特に、基盤ブロックを起点にした核藻場の造成は、今後の食害対策にも寄与することが期待されています。
KAISO BANKのビジョン
KAISO BANKはブルーカーボンを推進することを目的としており、漁港を活用して安定的に海藻を育成し、育成した海藻を効率的に移植するシステム、すなわち海藻バンクの構築に邁進しています。気候変動などのリスクに柔軟に対応するネットワークを利用し、種苗の生産からJブルークレジットⓇの申請に至るまでのワンストップサービスを提供し、持続可能な社会の実現を目指しています。
新型海藻カートリッジの技術は、今後の海藻育成に革命をもたらす可能性があります。
実証フィールドと地域との連携
実証フィールド関係者と海藻バンク推進会を設立し、地域ニーズに基づいた取り組みが進められています。KAISO BANKコンソーシアムは、包括的に対応することができ、種苗生産からJブルークレジットⓇの申請までのフローを効率化するサービスを開発し、普及に努めています。
今後もKAISO BANKの取り組みに注目です。詳しい情報や最新のお知らせは、
KAISO BANKの公式サイトや
Instagramで確認できます。