佐井村とUPDATERの連携
2025-08-07 16:02:25

佐井村とUPDATERが進めるGX・SX連携で脱炭素の新しい未来へ

佐井村とUPDATERの協定で切り開く脱炭素未来



青森県下北半島に位置する佐井村が、再生可能エネルギーのプラットフォームを運営する株式会社UPDATERと、GX(グリーントランスフォーメーション)およびSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に関する包括連携協定を締結しました。この協定の締結は2025年8月7日に行われ、佐井村役場で行われた調印式には、村長の太田直樹氏とUPDATERの代表取締役である大石英司氏が出席しました。

協定の目的と背景


この包括連携協定は、脱炭素を基盤にした再生可能エネルギーの利用促進や地域資源の循環活用、人材育成、都市との連携強化を重視しています。これにより、佐井村のゼロカーボンシティの実現や持続可能な地域経済の形成に貢献することを狙っています。

今回の協定は、全国の漁村では初の取り組みであり、佐井村は2023年に「脱炭素先行地域」に認定されました。これにより、同村は今後の脱炭素モデル地域としての地位を確立しようとしています。たとえば、村が設立した地域新電力「株式会社さいエナジー」が中心となり、再生可能エネルギーの活用を進めています。

UPDATERの役割


UPDATERは、佐井村との連携を強めることで、再生可能エネルギーの供給を超えて、電力トラッキングやエシカル消費などの多角的なサポートを行う予定です。特に、ブロックチェーン技術による電力の証明は、都市部との繋がりを深める手段として期待されています。

例えば、2024年に行われる予定の「下北de下北半島フェス2024」では、下北半島の再生可能エネルギーを UPDATERがブロックチェーンで証明し、佐井村の地元産品を使ったイベントを共同開催する計画が進行中です。これにより、都市部の人々が地域の資源を体感できる場を創出し、地域と都市の交流を活性化する狙いがあります。

主な連携内容


この協定では、具体的に以下の内容が盛り込まれています。
1. 再生可能エネルギーの生成と利用促進 - 太陽光や風力を活用した供給モデルの構築。
2. 省エネと循環利用の推進 - 漁業廃棄物や未利用資源を利用した地域循環型社会の形成。
3. 人材育成と知見共有 - 職員や社員の交流、地域学習プログラムを展開。
4. ブランド発信による都市連携 - 地域の資源を都市部に届けるブランド戦略。

佐井村における意義


佐井村は、これまでの漁業に依存した地域経済から脱却し、エネルギーを基盤に新たな地域の形を作り出すスタート地点となるでしょう。この協定をきっかけに、地域内での再生可能エネルギー導入率を93.6%に引き上げる計画や、電力連携事業の強化、環境教育コンテンツの導入などを進めていく方針です。

佐井村の太田村長は、協定締結について「脱炭素社会の実現には、関係機関との連携が重要であり、UPDATERとともに取り組むことでさらに深い成果が期待できる」と語りました。一方、UPDATERの大石代表も「佐井村の取り組みが全国モデルとなり、地域の持つ宝に気づかせることを願っている」と話しました。

今後の展望として、佐井村とUPDATERは、地域の課題解決に向けて、柔軟な連携と実行力を持って進んでいく姿勢を貫いていく予定です。


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会社情報

会社名
株式会社UPDATER
住所
東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22サンタワーズセンタービル8F
電話番号
03-6805-2228

関連リンク

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