メタバースとAI、未来の地域活性化を探るイベント
株式会社Meta Heroesとツヅラノフロンティアが共催するセミナーイベント「メタバース×AI変革ゼロ」が、大阪市のDX教育施設「Hero Egg」にて開催されました。2025年2月27日に行われ、多くの参加者が集まり大盛況のうちに幕を閉じたこのイベントは、メタバースとAIの可能性を探る貴重な機会となりました。
基調講演:防災と地域振興への新たな可能性
イベントのハイライトの一つであった基調講演では、株式会社Meta Heroes代表取締役の松石和俊氏が登壇し、「メタバース(XR)/AIがもたらす防災・地域活性化の新たな可能性」について語りました。彼は、メタバースを活用した防災対策や地域経済の活性化に向けた活動を具体的に紹介しました。特に注目を集めたのは「防災メタバース」と呼ばれるプロダクトで、これにより参加者は仮想空間で専門家の指導のもと、本格的な防災訓練が受けられる可能性が示されました。
新プロジェクト「メタ神戸」の発表
イベントでは新たな地域活性化プロジェクトとして「メタ神戸」の設立が発表されました。これは、メタバース技術を用いて神戸の街を仮想空間に再現し、観光や文化、防災シミュレーションといった様々な分野での活用を目指しています。特に特徴的なのは、プロジェクトの社長をオーディションで募集し、次世代のリーダーを探し出す取り組みです。このユニークな方法は、多くの人々の挑戦を呼び込み、メタバースを通じた新たな地域振興の視点を取り入れる計画です。
パネルディスカッション:メタバース×AIの未来
イベントの締めくくりとして、松石氏とツヅラノフロンティアの代表取締役である黒葛野勇斗氏がパネルディスカッションを行い、「メタバース×AIの未来とビジネスチャンス」というテーマに沿って意見を交わしました。業界の専門家たちが集まり、最新技術の動向や将来の市場展望について活発に意見を挙げました。特に、メタバースとAIの組み合わせがビジネスのみならず、教育や福祉分野にも大きな影響を与える可能性があるとの見解が示されるなど、幅広い応用が期待されています。
株式会社Meta Heroesについて
株式会社Meta Heroesは、メタバース(XR)とAIを用いた社会課題の解決を目指すホールディングス企業です。主に、UEFN(Unreal Editor For Fortnite)、Roblox Studio、Minecraftを活用したメタバース制作事業や教育事業を展開しています。リアルとメタバースを融合させた地域課題の解決を目指し、全国各地でイベントを開催しています。2024年8月には、大阪難波に「Hero Egg」をオープンし、次世代を担う人材育成に力を入れる予定です。
加えて、仮想空間での防災訓練やAIを活用した教育事業を展開し、より良い社会を築くための貢献を目指しています。これからも地域活性化に向けた多岐にわたる取り組みが期待され、未来のヒーローが育成される日も近いことでしょう。