ERP Cloud 360コンソーシアム
2024-09-26 22:30:19

中堅企業向けの新たなERPソリューション。3社共同でコンソーシアム設立

中堅企業向けERP市場の未来



チームスピリット、テラスカイ、そしてシナプスイノベーションの3社が、「ERP Cloud 360コンソーシアム」という新たな取り組みを開始しました。これにより、中堅企業向けのERP(Enterprise Resource Planning)ソリューションの提供を強化し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進していくことを目指しています。

コンソーシアムの目的と構成


このコンソーシアムは、Salesforceのプラットフォーム上に各社が持つ専門的なERPシステムを集約し、企業の経営判断をより迅速に行える環境を整えることを狙いとしています。特に、日本の商習慣に適合した低コストで機能的なクラウドERPの開発が急務とされており、コンソーシアムを通じてその解決に取り組むことが期待されています。

近年、企業の働き方やビジネスモデルの多様化に伴い、ERP市場も拡大していますが、中堅企業では、適切な価格で自社に必要な機能を持つERPソリューションを見つけることが難しいという状況が続いています。ここに「ERP Cloud 360」が登場し、共同のプラットフォームを利用することで、各社のリソースを最大限に活用し、より効率的な業務運営を支援します。

技術情報の共有と業務の連携


具体的には、AppExchangeで幅広く使われている各社のシステムを統合し、マスターデータや業務プロセスの相互連携を実現します。これにより、中堅企業は自社の経営資源を一元管理し、効率的な業務オペレーションを構築できるようになります。さらに、コンソーシアムにはセールスフォース・ジャパンも特別賛助会員として参加し、最新技術やマーケティング活動における支援を行います。

目指すべき個別ニーズへの対応


各社は独自の顧客基盤を活用しながら、ERP導入の提案から販売までを一貫して提供します。これにより、顧客企業のニーズに応じたカスタマイズされたサービスの提供が可能になり、業務DXの促進を図ることができます。コンソーシアムでは、技術情報や業務ノウハウを共有するだけでなく、製品改善や機能向上に向けた取り組みも強化していく予定です。

今後の方向性と展望


コンソーシアムの設立にあたり、各社は新たな業種の顧客へのアプローチを目指し、既存の顧客基盤を基に販売チャネルの拡大を図っています。製品の導入パートナーや販売パートナーの募集も行いながら、さらなる事業成長を目指していく方針です。

株式会社セールスフォース・ジャパンの浦野敦資専務執行役員も、「ERP Cloud 360コンソーシアム」設立を歓迎するコメントを寄せ、「統合されたERP製品を提供することにより、Salesforceの価値を最大限に引き出します」と述べています。

結論


今後の展開に注目が集まる「ERP Cloud 360コンソーシアム」は、中堅企業の経営を最適化し、業務の効率化を進める重要な取り組みであり、企業の変革を促す重要な役割を果たします。これにより、競争力を高めつつ、持続可能な成長を支える環境が整っていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社チームスピリット
住所
千代田区内幸町二丁目1番6号日比谷パークフロント19階
電話番号
03-4577-7510

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